かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

スーツにネクタイは廃れてよい

いやあ寒いですね。雨が降っているせいもあるけど、今日の東京地方の最高気温8度最低気温5度だそうです。関東地方は家の中も寒いですからね。昨日までは日中はエアコンを消して電気ひざ掛けにくるまってやり過ごしてきましたが、さすがに今日はエアコンもフル稼働です。

寒くなって感じることは、背広つまりスーツにネクタイっていうホワイトカラーの制服は機能的にダメダメだってこと、
暑くなるとネクタイなんかしてられないし、だからといって寒くなったらネクタイで首をしめていてもスーツの襟が大きく開いているから、ワイシャツの部分にもろに寒風があたる。だからコートを着ないとやってられないし、襟を締めていても首の上の部分はふきっさらしで頸動脈から冷熱が全身に運ばれるからマフラーやネックウォーマーも必要。
手首足首首元は血管が外部に近い所に出ているから、ここを防寒しないとラジエーター作用で冷えが回っちゃうんですよね。

さすがに暑い季節は、ノー上着ノーネクタイが定着してきました。最初は襟元が間抜けに感じたけどすぐに見慣れました。
だから寒い季節も、スーツなんかやめて、襟付きのフリースやタートルネックセーターにしたらどうかしらん。

襟付きのフリースなら、ジッパーを一番上まで上げて首を保温できるデザインだし、部屋に入って暑さを感じたなら、ジッパーを下して前を開けてしまえばいい。タートルネックはスティーブン=ジョブズの定番ですが、実に合理的。素材を選べば夏でもオッケーだし、何より年齢は化粧でごまかせない首筋に出ますから、そこを見せないっていうのもポイントになる。

それに対してスーツは、先ほども述べたように、襟が開いて固定されているデザインなので、日本では春と秋のごく限られた季節しか快適でない。出張の時に鞄に詰めるとしても、毛織物だからたたむと皺になるし、肩に芯が入っていて重くて嵩張る。

さらにネクタイは、よくよく考えるとへんてこなものですよ。百歩譲って装飾と考えてもいいですけど、あれが垂れているせいで、洗面所にいって手を洗うときなど、洗面ボウルに浸かってしまってひいい、という経験は皆さんお持ちでしょう?あと、ラーメンやうどんを食べる時何かの拍子でつゆに浸かったり。だからネクタイピンが必須でした。またネクタイピンがやっかいで。満員電車でひっかかってYシャツのボタンに留めていたらボタンごと飛んでしまったことがありますし。
またしっかり締めたつもりでも左右に傾いてYシャツのボタンが見えるとまぬけだし、ネクタイによって長さと生地の厚みが違うので締めて見たら短い端が長い端より長くたれてしまってやり直しになったりします。
まさかこんな人はいないとは思うけど、工場で回転している動力伝導ローターや旋盤に巻き込まれたら首の骨が折れる危険もありますね。それからクリーニング代がかかるのも余計です。

ついでにいうと革靴って足に悪い。女性用のパンプスも足指を両側から締め付けるデザインだから外反母趾を誘発する。男性用は、皮が硬くてソールも硬くてコンクリや石など硬い素材の道路や廊下を歩くことがほとんどだから足に良くないし、ローファーは甲を見せるデザインになりがちでそうすると足ぴったりのサイズを買うことになり、冬に厚手の靴下に替えようとすると足が入らないできつきつになる。ここは靴底の柔らかいジョギングシューズやウォーキングシューズにしましょうよ。

色々考えると、足はガンガン、首はキュー、前身ごろは吹きっさらしで、満員電車の通勤まで付け加えると、こりゃ拷問でしかないですよ。
一刻も早く、このくびきから逃れるファッション文化が広がってほしいと思う今日この頃です。私はリタイア―だからほとんど関係ないんですけれどね。
そのうち、“殿中でござる“の裃(かみしも)なみに時代劇の中でしかお目にかからない服装になるかもね。なってほしいですね。