かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

2022年4月から年金制度改正っていうけれど

www.fnn.jp
突っ込みながらついつい見てしまいました。

改正内容は、
・2022年4月から受給引き延ばしが70歳までから75歳まで可能に。最大84%も増額になる
・2022年4月以降に60歳になる人からは、繰上支給でもちょっぴり増額
という2点を説明しています。

そして前半は年金世代への該当インタビュー。結構な数を収集したものと思います。
以下⇒は私の意見です。

67歳女性―ビットコインに投資して老後資金2,000万円なくした。そのまま持っていればよかったのに、とのこと。繰上支給を選択して60歳から夫婦合計で23万円/月。
⇒夫婦平均受給額は22万円だそうで、それよりわずかに多い。ビットコインに投資してそのまま持ち続けていればよかったのに。投資は余剰資金でやること、知識として暴騰暴落があることを腹落ちさせ、ストロングホールドの意思がないと難しいですね。

70代夫婦―夫婦合計で年金手取り40万円位。足りないのは、孫の学費を頼られるから。
⇒十分すぎるでしょう。いくら孫が可愛いからってそれじゃあ子供が自立しませんよ。共倒れにならないことを祈ります。

78歳男性―夫婦2人暮らし。月額20万円位。それでも大変。URの賃貸で月14万円。高いのではとインタビュアーに問われると、十何年同じだから引越料の方が高いでしょ、と。
⇒現状を変えることが難しい人が多いですね。詰んでしまう前に行動しましょう。

70代女性―夫が亡くなり自分の年金と遺族年金で月20万円。手首を骨折して医療費が高い。負担は1割ですが、と言われると介護保険料とか引かれる物が多いと。
⇒正直そんな困っている感じには見えない。

69歳男性―香港でレストランを経営していたが畳んで38年ぶりに帰国。国民年金を掛けていた期間が短いため月額17,000円位しかもらってない。
⇒すべての税金が安いから貯蓄できたと思うんですが。香港とは社会保障協定がないけど中華人民共和国とは結んでいますね。

69歳女性―5年早めて60歳から受給。5年早めると3割減になりますねと言われると、いつ死ぬかわからないから貰っちゃおうってみなさん言っていたから、月額73,892円。
今は69歳まで遅らせればよかったと思っている。
⇒周りの人の意見に動かされてしまうことは多いと思いますが、そこは踏みとどまってよく考えればよかったです。

80代女性―70歳まで遅らせた。理由は遺族年金があってその分の余裕があったから。
⇒しっかりしています。

記事では、「ほとんどの人は65歳で貰っているそうです。」と言っています。わたしもネットでググってみたところ、
【調査リリース】シニア女性に聞いた「年金とお金の使い方に関する意識調査」国民年金受給開始の平均年齢は63.1歳|株式会社ハルメクホールディングスのプレスリリース
ハルメクでは、55~79歳の女性839名を対象に「年金とお金の使い方に関する意識調査」を郵送アンケートにて実施。
公的年金受給中の世帯は全体の8割。公的年金を自分自身が受給しているシニア女性623名が国民年金を受給し始めた平均年齢は63.1歳。厚生年金受給開始年齢は61.8歳。これは受給開始年齢引き上げの移行期間中に受給した人が多いためと考えられる。

まもなく65歳女性―健康診断を受けて異常がないと言われたらまた一年受給を伸ばす。
でも父母は78歳で亡くなって3年しかもらえないとなると、考えてしまう。
⇒賢いですね。これはみんなに共通する悩みですが、私は年金はあくまで長生き保険なんだから貰えなくても損だと考えないようなりました。共助の掛け金です。

69歳女性―美容院を経営していて80歳より先までやるつもり。年金は遅らせている。制度改正を受けて75歳まで遅らせることも検討中。
(ナレーション 75歳まで遅らせると、65歳で受給開始した場合と比べ、86歳で総支給額が逆転する。)
⇒ずっと働きたいと思える職業をもっていらっしゃることは幸せですね。また余裕がないと遅らせることを検討することすら難しいということもわかります。

73歳女性―70歳まで遅らせた。自分がいくつまで生きられるか計算して決めた。

80歳女性―年金を受給しているが午前3時半起きで週5日間清掃のパート。夫の遺族年金と自分の年金で月額126,000円。百貨店の宝石販売の仕事をして月収20万円。70歳まで働いて年金を遅らせる予定だったが辞めていただきたいと言われ。想定外の68歳で退職。生活費は息子が負担する光熱費以外で153,000円で毎月27,000円の赤字。
⇒息子さんがもっと負担すべきでは。できない事情があるのでしょうか。

(ナレーション 解雇や体調不良は突然やってくるのです。)
(ナレーション 新たに60歳を迎える人から増額になる理由として厚生労働省では、現在の増減率を決めた2000年に比べて3年ほど平均寿命が延びたため生涯の年金額をフラットにして年金財政に影響が起きないようにした、と説明。)
⇒ほとんど全員が65歳から受給している状況なら、平均寿命が延びている中、60歳からの繰上げ受給を増額すると年金財政は悪化するはず。とすると相当数の方が繰上受給を選択しているのでしょう。そこで繰上支給額を少し増やして生涯受給額を増やすことが出来る。私の推理はこれ。

みんないくつまで生きられるかわからないから、いつから受給するか悩んでいる、といいますが、健康だったら貰わない、もう貰わざるを得ない、周りに流されて繰り上げてしまった、さまざまありますが、インタビューを受けている人のなかで本当に困っている感じの人は少な目と思いました。
健康でいるうちは貰わないという人がいらっしゃいます。参考になりました。

結論
・自分で決めるために論理的定量的に考える力が必要。
・周りに流されない。そのためにも具体的な数字を書いて考える。
・金融リテラシーを高め自分で貯金。
平凡ですがこの三つが大事ですね。改めて感じました。