かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

黄金柑(ゴールデンオレンジ)おいしいのに

スーパーで11個入り定価214円のものを火曜日全品1割引きなので192円で買ってきました。

写真では10個しか写っていませんが、先行してひとつ剝いて食べちゃった。
黄金柑、別名ゴールデンオレンジは、来歴が不明ですが、既に明治時代に鹿児島県日置郡で「黄蜜柑(きみかん)」として食べられていたそうです。和製グレープフルーツといわれる河内晩柑(=美生柑)より少し甘味が強く、柚子の強い香りがします。味よし、香りよしで、大人気、と思いきや、あんまり。
買ったのは、神奈川県産有機栽培で形はわけあり、という触れ込みのもので安くておいしいと思うのですが、外皮が固くて剥きにくい。内袋である”じょうのう”は剥がすの簡単ですが、なんせ小さくてちまちましている。

写真は4個分を剥いたもの。4個剥いてこんなもん。しかも親指に汁が染みて痛くなったので、全部剥くの止めた。
一番おいしい大きさはゴルフボール大と言われていて、それより大きくなるとやや大味になる。黄金柑と今村温州を掛け合わせてできた「湘南ゴールド」の方が、やや大ぶりで、外皮もやや柔らかく剥きやすいので、そちらをお薦めしたくなります。まだ神奈川県でしか作っていないので地元以外ではあまり見かけないかもしれません。
味と香りが同系統の河内晩柑は、グレープフルーツ並みに大きくて、外皮も比較的剥きやすいのですが、じょうのうが剥がしにくい。特に種の多い袋は苦労します。種のない袋はあっさりコロっと剥がれるのですが。
あちら立てればこちら立たずですね。
だからといってナイフで剥いてすくったり、じょうのうごと食べたりするのはお薦めしません。きっちり剝くことで、じょうのうの苦味は一切なく、色、香り、味の三拍子そろったすばらしさを味わうことができます。
それはグレープフルーツにも言えることで、横半割にしてギザギザスプーンですくって食べるものだと思っている人が多いと思いますが、実は、皮を剥いて”じょうのう”から取り出して食べると、苦味がなく酸味と甘みのハーモニーでうっとり、というのは黄金柑だろうが河内晩柑だろうが、グレープフルーツだろうが同じ。品種によって”じょうのう”から実が離れにくいものもありますが、是非お試しくださいな。
面倒を乗り越えてこそ、おいしいものが手に入るのだ。
剥いた指が痛いので、しばらく買わないと思うけど。