かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

三菱UJFアセットマネジメント ブロガーミーティング

2021.11.22.リアル参加してきました。記憶が鮮明なうちにメモっておきます。

現地会場への行き方

今回の会場は、会社が有楽町から汐留に移転したので、JR新橋駅から歩くことにしました。案内メールでは18時30分から開始の19時00分までの間にお越しくださいとのことでしたが、余裕を持って18時頃到着予定で出発。
結果的にはこれがよかった。

構内案内図見てもねぇ

新橋駅の汐留口を出てから東方向に歩いて南に曲がって目的の東京汐留ビルディングがあるはず。地下からいこうと思って汐留口から都営浅草線方面へ一度降りたのですが、前方から沢山の人が押し寄せてくるのと、その先に改札しかなさそう、と思って手近な階段から地上へ上がったのですがこれが大失敗。帰りに分かったことですが、地下を進むと浅草線改札は右側へ折れる。折れずに直進すれば目的地にたどり着けたのです。
貰ったメールの切り取り地図を頼りに歩いていったら、車道の向こう側に目的のビルを見つけたのですが、横断歩道がない。頭上には”ゆりかもめ”の線路と、空中回廊が張り巡らされている。30メートル先へ進んで階段で空中回廊へ上がってから道路を渡り、ようやく建物に入ったものの、案内図にはレストラン街の案内だけ。
ふとみるとオフィス↘と看板があってエスカレーターで一階へ降りるようになっていました。降りたら階数別に区切ったエレベーターホールがあって、無事20階へ上がって受付できました。まっすぐ来られても10分はかかります。余裕を持って到着しましょう。

やっとついた。ここは2階
本当についた。ここは20階

帰りは教えてもらったように、ビルから地下2階へ降りて、大江戸線浅草線方面を目指していくと最後にまっすぐいけばJR線と言う表示がでます。
つまり新橋駅からは二階に上がるか地下に下りるかすれば雨に濡れることなく目的地に着く。地上を歩くのは悪手ということです。「そうですよね、わかりにくいですよね」とおっしゃっていただいたスタッフの野尻さんに、次回案内では駅からのyoutube動画を載せて置いてください、とお願いしました。

今回のお題はETF

かなりマニアックなお題だったせいか、WEBが90名ちょっとリアル参加11名。リアルの定員は10名ということだったのですが、申し込みが11名だったので全員当選。次回12月20日はオフィス見学も含まれているため申込者が既に多く、リアルはかなりの抽選倍率になりそうだとのこと。

リアル参加する場合の注意事項

18時30分から開始時間(今回は19時00分)までの間にお越しください、とありますが18時30分に受付するのが吉。なぜなら、今回のように「ノベルティを電子メモとハンドクリームとハンディファンのどれにしますか」と選べる場合があるからです。電子メモは途中でなくなりました。

三つのうち一つ
控室にて

また軽食が出るので食べる時間が必要。
開始5分前位に会場へ移動して着席し、1分前からキューだしが始まるので、絶対開始時間ぎりぎりに来ない方がよいです。

気になった話題メモ

ミーティングでは、会社のETF担当の方や東京証券取引所ETF担当の方から興味深いお話を沢山いただきましたが、少し上級向けと感じました。ETFを知らない人にも分かりやすく説明していただいたのですが、売買の「板」とかマーケットメイカーとか初めて聞く人にとってはついていくのが少々大変かもしれません。

私なりにへーっと思ったことをいくつか。

・代田常務がご挨拶で「運用会社は購入していただいた方のデータはないのですが、スリムシリーズの入出金状況から察するに積立の方、長期保有の方が非常に増えているという印象です。スリムシリーズでは皆さまから百万円入れて頂くと平均して年間173円のフィー。今回信託報酬率の引き下げが少し遅れたのは、繰上償還となったら顧客に甚大な不利益となる。そのような事態は絶対起こしてはならない。1兆円の残高がありますがそれで信託報酬を下げてやっていけるのか。それを検討しました。」というお話があり、懇親会で他の方もおっしゃっていましたが、運用を継続して貰うのが一番だから今の過激な引き下げ競争は行き過ぎている、事業として継続できる水準でやってもらいたいなあ、と私も思いました。
一度下げた信託報酬を上げるのは不利益変更にあたるので、顧客の三分の二か何か、書面でオーケーを取らないといけないらしく、それだったら償還してしまって新たな商品を立ち上げる方がはるかに容易いそうです。

ETFは上場している投資信託なので、売買価格を指値できること、現物株と同様約定日から二営業日で決済されること、信用取引ができることが特徴です。

・ただし売買価格が市場実勢で決まるということは、投資信託の中身による理論価格と売買価格が乖離する問題が避けられない。ここで登場するのがマーケットメイカー。運用会社に現物株か金銭を入れてETF仕入れて来た指定参加者(証券会社)からマーケットメイカーはETF仕入れて取引所の売買の「板」に売り買いの指値指示を出して数量を提示する。それを市場に注文を出してくる個人投資家機関投資家に売ったり買ったりする。
瞬間の基準価額が18,860円だったら18,862円で仕入れて18,865円で売る。売れれば1口3円の利益。逆に買い指値は18,855円にして買えれば18,862円で市場で売り指値してもよいし運用会社に18,860円で戻してもよい。

東証に参加しているマーケットメイカーは現在11社。そのうち日本資本は野村證券三菱UFJモルガン・スタンレー証券だけ。大部分はニューヨークに本社を構える米系で、オセアニア、香港、シンガポールの会社もある。懇親会で日系のマーケットメイカーってもっとないんですか、と聞いたら福岡証券取引所で活躍しているダルマ・キャピタルという会社があるそうです。

・売買が成立しなければフィーが貰えないため、必然的に売買の薄い銘柄はマーケットメイカーの動きが減ってしまう。売買注文の多くがマーケットメイカーによって出されているためにこれはゆゆしき問題。ゆえに売買成立を喚起すべく、東証からマーケットメイカーに売買代金比例の報奨金支給、市場アクセス料の一部免除、気配提示数量義務履行銘柄数に応じた追加報奨、空売り規制の対象外といするなど、東証自腹でマーケットメイカーによる流動性確保に努めているとのこと。東証の方が「まずは環境の整備です」とおっしゃっていました。

・アクティブETF三菱UFJアセットマネジメントでは東証の解禁を受け、(2085)MAXIS高配当日本株アクティブ上場投信 を2023年9月に上場させました。TOPIXの大型中型株から予想配当利回り上位30銘柄以上を選定しETFとしたものだそうです。指数に縛られない銘柄選択、銘柄入替で運用を行う。完全アクティブではなく、日経225にちょっとだけ近いような、指数寄りのアクティブから始めるそうです。

・私が思うに、なんで「アクティブと言ってもインデックス寄り」みたいに歯切れの悪い話になるのかと思ったら、東証のルールで毎日全組入銘柄を開示しなければならないので本当にアクティブな運用をしていると日々の開示情報から先回りして先物などでサヤを抜かれる、ノウハウが盗まれるといった問題が起こるからだと思いました。懇親会で東証の方に「日々の開示って金融庁から言われているんですか」と聞いたら「東証で決めました」とのこと。透明性高い所から始めるということなのでしょう。また低コストでアクティブが買えるよというアピールをして伸ばしていこうという考えだとおっしゃっていましたね。

eMAXIS Tシャツも商品名を記載してしまうと、金融商品取引法によってずらずら情報を書かなくてはいけないのでロゴどまり。
予定を8分オーバーして終了。

別室に移動して懇親会

眼下には浜離宮。真っ暗で何も見えないけど。車のテールランプの赤とヘッドライトの黄色が線を引き、かなたにはレインボーブリッジ。素晴らしい夜景です。

ピンぼけすみませぬ

結構ひろいラウンジですが三菱UFJ三社で共同使用しているそうです。普段はお昼を食べたり休憩したり。厨房はないけど電子レンジと調理のカウンターらしきものはあり。
お酒お茶簡単なおつまみ付きでこれまた20分以上オーバーして21時半近くなってお開きとなりました。
開催時間については19時始まりでも「早すぎる」という声があるそうで、19時半から21時のミーティングも考えているそうです。確かに都心三区に勤務していれば17時半とか18時の定時上がりで間に合うけど、少し離れている所から来ることを考えるとぎりぎりなのでしょうね。野尻さんは「うーん、21時終了かあ」と微妙にイヤそう。そりゃあね、それから懇親会もやって片づけてと考えると残業厳しいですね。

終了してみての感想

今回はここだけの話がほぼなかったので、ミーティング中だけでなく懇親会で得た情報も交えて文章にしてみました。
次回は社内ツアーもあり、web視聴の申し込みは好調、リアル参加も倍率が上がる、じゃなかった倍率抽選になりそうですが、開始に間に合いそうな人は積極的に参加表明してみることをお薦めします。懇親会というと、知らない人ばっかりだし不安だーと思う人が多いと思いますが、来ている人みんな不安そうだったりして。皆さん紳士淑女だし、スタッフの方やゲストの方が細やかに声をかけてくださるし、どんなつまらないと思ったことでも株や投資信託にまつわる疑問などを聞いてみるとよいですよ。
参加せずにミーティング終了後直ちに帰ってもよいです。でも私のようにくだらない質問をして、思わぬ答えが得られるということもあります。知識を増やしたり自分の考えを訂正したり広げたりできる貴重な機会と思いますので、リアル参加可能な方は勇気を奮って懇親会まで残ることをお薦めします。
ブロガーミーティングという名称については、「変更してほしい」という意見と「このままでよい」という意見が拮抗しているので、看板としてこのまま継続するけど、副題みたいに「誰でも参加できます」を太字で提示していく、と野尻さんはおっしゃっていました。
興味があるかた誰でも参加できます。
次回は12月20日eMAXISオンラインファンミーティング