下の子が門限を守らない。
最初19時に設定したら、自治体の中高生向け施設で中学生は19時まで高校生は20時まで居ていいんだと。そこから自転車で帰っても15分かかる。じゃあ19時20分までね、としたけどやっぱり守らない。
週3回塾に22時までいるから、遊ぶときだけなんでそんな早く帰らなきゃいけないのか、と思っているようです。
こちらとしては、
夜暗くなると犯罪が怖い
塾はきまった場所に信頼できる大人といるし帰り道は自転車で5分かからない
友達の家では夕食になるなど遅くなるとご迷惑
という論法なのですが、
公園でも友達とつるんで複数でいる
いつもいる友達の家はそんなこと気にしない、気を使うことがない
と思っているらしいです。
最初がんがん怒ったけど反発されて効果なし。なんだか命令を聞かない事への親のプライドを守るだけみたいに感じられるようになってしまった。
現在は、こちらの心配は伝えたので、待つ。信頼してるというオーラを放って待つ。
それしかできない。
他人は動かせないけど、家族は動かせると思い違いしていたのかもしれない。
家族であろうとも他人である。納得しなければ動かない。でも心配だ。
ふと思い出した現役時代の後輩の話をします。
かなり優秀なのですが地元の大学にしか行かせないと言われたらしく、自宅から通える地方国立大学に通った。
卒業後、公認会計士と結婚して、詳細はわかりませんが転勤にかこつけたか自分も東京に出て来た。港区内の支店で一緒に働いたことがある。外資系の会社や国際取引の多い会社を担当。
仕事のメモを全部フランス語で取るほどフランス大好き。
その後風の便りでパリ駐在になっていたことを聞いた。
さらにその後、離婚してフランス人と現地で結婚したのかしないのか不明だが子供を三人作ってフランスに在職のまま退職した。彼女が退職する時に総務人事から退職金その他の取扱いを質問されたので偶然知ったのでした。
親の言うことを聞いて地元の国立大学を出て、地元で就職して地元で結婚して実家の傍で子供を育てる。自然体で幸せを築いている人もたくさんいるでしょう。
N=1の話なので軽々と一般化するものではありませんが、押さえつけらたものに反発するエネルギーが凄い人だと、かなたまで飛んでいってしまうものですね。
