番茶が好きです。
煎茶も高級なものや、新茶になると、温度が難しい。ぬるくないと香りや味が引き出されないし、ぬるいお茶って好きじゃないし。
その点番茶は、熱湯じゃばじゃばーと注ぐのが定番で気を使わないし、冬の寒いときに熱いお茶はうれしいし、カフェイン少ないから寝る前も問題なし、子供にもオッケー、いうことなしです。
私が買うのは、生協の無農薬、有機番茶、三重県度会町産です。良い作り手の一番下のグレード、これがポイントです。私はシュリーマンの法則と呼んでいます。
・シュリーマンの法則
シュリーマン(1822-1890)は商売で成功した後、子供の頃読んだギリシアの叙事詩をこれは史実に違いないと確信し、私財を投じて発掘を行ってトロイの遺跡を発見した人。商売人時代ヨーロッパを歩き回った時、町で一番豪華で立派なホテルにいき、そこの一番安い部屋へ泊ったという。
グレードが下で、値段もただ安いだけのものを食べて「やっぱり、〇(下グレード)はダメだよねー」とがっかりして二度と買わないのは、出会いが悪くて残念ですね。
さて具体的な淹れ方は次の通り。
まずご飯茶碗を用意します。
茶葉を入れます。
お湯を沸かして熱湯を注ぎます。
5分間待ちます。
表面に浮いている茶葉を、ふーふーっと奥側へ寄せると、自然に沈みます。
飲みます。最後はゆっくり傾けると茶葉が茶碗の表面にへばりつくので、唇を薄く構えて、茶葉が口の中に入らないようにして、最後の一滴まで楽しみます。
そして何より、急須に絡まった茶葉を捨てるのに比べると、すいっと簡単に捨てられますよ。これ最高。
お試しあれ。