かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

パンの袋留めてるやつの名前

皆さまは、この食パンの入っている袋を絞って絞めているやつの名前わかりますか。

f:id:otosak:20210429172520p:plain
バッグ・クロージャ
バッグ・クロージャ―というそうです。
バッグ(袋状の入れ物)をクロージャ―(閉めるもの)なんですね。
分かって嬉しいです。

なんで嬉しいんだろ。

知らなかったものの名前がわかると嬉しくありません?「ああーそうだったのか、なるほど」という安堵感。なにが“なるほど”なのかわかりませんが、納得感。次はこれを話題にして使ってやろう。にやり。
欧州、特にイギリスのファンタジーもの、アーシュラ=ル=グウィンさんの「ゲド戦記」やローリングさんの「ハリーポッター」なんかでは、悪い奴の名前がわからなくて苦しめられて、名前がわかってしまうと呪文を唱えて、悪の力が弱くなって退散、なんてのが沢山でてきますね。これキリスト教の影響があると思うんですね。

キリスト教では、神そのものの姿はわからないじゃないですか、偶像もないし。像があるのはキリストさんやマリアさんだけ。名前も“神”という一般名詞にするのもおこがましい、ということで”he,Herr(彼)”とか“du(あなた)”とか代名詞にしちゃう。
以前姿が見えれば怖くない - かけこみリタイヤ―のダイヤリーで貞子の話をしましたが、あれはヴィジュアル版、今回は言葉バージョン。恐ろしいものには固有名詞がない。

ゆえに名前がわかると安心できる。取り扱いが楽になる。
現に話題にしやすいし、人に伝えるのも楽になった。これが進んで固有の名前を名付けると、愛着とか感情のもって行き場になってくれますね。うちのミケが、とか、ポチがとか。