かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

個別株アクティブ投資失敗の巻

この記事は、いずれ“私の履歴書-投資編”で日経新聞に載ると思いますが、先行して書いておきましょう。すみません、日経新聞というのは“ウソ”ですすみません。

古くはNTT株新規公開抽選に落ち、NTTドコモ新規募集では400万円という資金投入条件にびびってしまい決心がつかず見送り一年後に4倍になるという、わたくし残念な経歴の持ち主ですが、今日はそれよりずっと時間的に後の話です。
当時は投資信託の信託報酬が高く、わたくしなぞは「投資信託ぅ、ケッ」という感じですごしておりました。「株主優待はこないし、議決権はないし、何が面白いんですかね」と思っておりまして。
それで個別株といえば、1000株100株単位で最低単位でも18万円位から百万円位、私の収入からするとしょっちゅう売り買いするには単位が大きいし、市場が開いている時間に情報をとって行動するほど時間も気持ちも余裕がない。

そこで当時のわたくしは考えました。
「そうだ、市場のひずみをとろう」
当時職場の後輩で株で儲けているという噂の主がおりました。何かの都合でちょっと水を向けてみると、どうやらマスコミが騒いで暴落した株を大量に仕込んで、値の上下を見計らって売却する。その繰り返して今まで〇千万円稼いだとか稼がないとか。ほうほう。
どうやら仕手筋に乗じるとか、足利銀行とかちらっと名前が出たような記憶がありますが、そんな話。とてもじゃないが真似できそうにない。そこでもう少し自分でできそうな作戦を考えました。
個別の企業の株価が下がったとて、つぶれて元も子もなくなったんじゃしょうがないから、事業として生き残っていきそうなで、財務体質も優良な会社を物色しておいて、市場全体が下がったら買っておいて、それがまた戻った時に売ればいいんじゃなかろうか。
こんなシナリオを立てて様子を伺っておりました。

2008年10月、リーマンショックが起こりました。
いよいよ来たかと思い、180万ほど大枚はたいて仕込みました。
しかしそれから株関連、経済関連のニュースばっかり気になって、いよいよだめかも、という底なし沼に落ちた気持ちになってきたのです。
そして、我慢できず12月に少額利益が乗ったところで手放してしまいました。記録によれば譲渡益は46,438円です。
その後忘れていたら、2010年頃になって業績持ち直したらしく、株価は倍ぐらいになっていたと思います。その時は、あーもうちょっと我慢して持っていれば、と悔しく思ったことでした。

しかし私は二重の意味で間違っていました。
全体からすれば、株式市況はその後長期にわたって回復しなかったこと。
財務体質優良会社と思っていたら、その後ボロが出て業績転落したこと。
これにて、市場のひずみ取り作戦は、度胸と気の長さ、見切りの潔さ、そして、運が必要なのだと思い知りました。
これを最後に、個別株売買の世界からは遠ざかることになります。
次に個別株に手を出したのは、ずっと後、2017年、株主優待狙いでのことでした。
しかしここでもわたくしは、痛い仕打ちを受けることになります。(つづく)





すみません、続きません。私の投資遍歴は、またいずれ項を改めまして。