私が住んでいる町は、都心に近いとはいえ、なんてことない住宅地です。最寄りの私鉄駅にとまるのは各駅停車だけ。それでも毎日「人が多いなあ」と実感します。
大阪や名古屋ですら、住宅地を歩いていて角を曲がるたびに人に出会うことはなかった。
近代以前は人口のほとんどが農村人口だったとか。明治維新直前で最も人口が多かったのは新潟県だと聞いたことがあります。疫病の流行、飢饉、戦乱が始終人口減を引き起こしますから、水の良い所は人口が増えるといえそうです。実際新潟は食べ物がおいしいです。これは水が良いからじゃないかとにらんでおります。
人が多くていやだー、というわけではなく、別の地方へ出かけて行って、「人がいないなあ、淋しいなあ」と思うようになってしまった、ちょっと感覚が狂ってしまったという気持ちです。
人気のないところでしずかに過ごしたいと思うときもあるのです。