かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

TOPIXにモノ申したい

東京証券取引所の上場区分変更について。
先日の記事に補足していくつか言いたいことがでてきました。
1.TOPIX配当込み指数は月報で公表されているものの
https://www.jpx.co.jp/markets/statistics-equities/monthly/nlsgeu000005m5w9-att/03_sisu2105.pdf
PDFなので使い勝手が悪い。エクセルで変換できるCSV形式などで、無料で開放してもらいたいですね。
2.別記事にしましたが、浮動株調整止めたらいいんじゃないかと思います。
TOPIXの浮動株調整について - かけこみリタイヤ―のダイヤリー

さて、機能性が向上したTOPIXに段階的に移行していくということですが、
FTSEやMSCIなどの他の指数とどう戦っていくか、ということがまずあります。使用料での勝負でしょうか。また、インデックスファンドに採用し続けて貰えるかどうか、それを投資家が支持して純資産総額が維持できるかどうか、これは来年以降になってみないとわかりませんね。
市場再編するのであればTOPIXは段階的に縮小して、3市場全体をまたがりつつ、時価総額に影響の出そうな時価総額上位株の指数で、上場市場全体の動きを表すような指数に移行していくのもありかなーと個人的には思っています。
インデックスファンドは、市場全体を対象にした指数という土俵で勝負してもらいたいので、市場再編の第一目的が効率性の確保だとすると、指数はその結果としてでてくれば十分なので、早晩TOPIXは不要になるというのが私の見立てです。
インデックス投資家としては、無配とか債務超過の会社が自動的に排除されて、流動性の高い株式が大部分を占めるような市場全体を反映する指数であればありがたいです。
指数がすたれ、ファンドから資金が流出して強制的に解約されてしまう際の譲渡益課税問題さえ回避できれば、むしろファンド自体が指数を乗り換えて貰っても構わない。

銘柄選択がアクティブファンドの魅力を決めるのに対して、指数の寿命は、基準の選択と不偏性が長期間確保できるかどうかにかかっています。そして複数の運用会社が同一の指数を採用すれば、騰落率などの結果を通じて商品の客観性を担保できるし、指数も長生きできる。
もちろん、山崎元さんが提案するような、独自指数が確固たる基準の哲学を持っているというアクティブとパッシブの中間的なファンドもあると商品選択の余地が広がってよいと思います。