某投資信託の最近の運用報告書（全体版）から抜粋
当該投資信託のベンチマークとの差異について
基準価額の騰落率は、51.6％の上昇となり、ベンチマークの51.7％の上昇を0.1％下回りました。
差異の内訳は以下の通りです。
（内訳）
日本株式インデックスマザーファンド △0.1％程度
外国株式インデックスマザーファンド 0.3％程度
新興国株式インデックスマザーファンド 0.0％程度
その他（信託報酬等） △0.3％程度
日本株式インデックスマザーファンド
ベンチマークとの差異の主な要因は以下の通りです。
主なプラス要因：銘柄選択要因によるものです。
主なマイナス要因：組入要因によるものです。
外国株式インデックスマザーファンド
ベンチマークとの差異の主な要因は以下の通りです。
主なプラス要因：その他の要因※によるものです。
※その他の要因には、ファンドとベンチマークで適用される配当税率の差異によるプラス要因などが含まれます。
主なマイナス要因：組入要因によるものです。
新興国株式インデックスマザーファンド
ベンチマークとの差異の主な要因は以下の通りです。
主なプラス要因：組入要因によるものです。
主なマイナス要因：取引要因によるものです。
質問です。
銘柄選択要因って何でしょうか。
組入要因って何でしょうか。
その他要因、配当税率の際によるプラス要因。これは少しわかります。ベンチマークは米国標準税率30%を使用、実際には租税条約による軽減税率10%が適用される。
取引要因、これも少しわかります。株式の売買にかかる、仲介料や有価証券取引税ですね。
特定の投資信託に物を申したいのではありません。全部に言いたい。
またこの投資信託ではありませんが「マザーファンド保有による要因」と書いてあるものがあり、何のことやらさっぱりです。
ベンチマークとの差異の表示に不満が２つあります。
書いてある要因が想像できないこと。
小数点以下第一位表示だと、信託報酬によるマイナス要因でも一万口当たりの費用明細による小数点以下第三位との検証がとれない。
銀行勘定調整表のごとく、一番上にベンチマークの表示をして、プラス要因、マイナス要因を増減表示、小数点以下第四位四捨五入で記入して、最下行に投資信託の騰落率表示がくるような書式を標準添付としてください。
