かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

進路指導説明会

中学三年生の上の子の進路指導説明会へ行きました。
一学年150人の生徒がいますから、親も百数十人出席していたと思います。
ところが、そのうち男親の出席は二人。
中学受験をして中高一貫校に入ったのならいざしらず、公立中学校なので子供にとっては一番大事、しかもほとんど初めての進路選びですよ。
それなのに来ているのは女親ばかりです。

イクメンから最近は意識が進んで、「育児参加とか言ってんじゃねーよ、お前だよ、お前が主体的に動けよ」という時代になりつつあると思っていましたが、まだまだだったのですね。
ウンチのおしめを替えたり、洗濯することばかりが子育てではないのです。
注)ゴミ出しは家事をやっているうちに入りません。指定ゴミ袋の在庫を確認し、なければ買ってきて、各部屋のゴミ箱からゴミを集め、分別した上で袋に詰めて所定の時間に集積場に出す、ゴミバケツで出した場合はゴミバケツを回収してしまう、ここまでやったら、少しはゴミ出しをした、と認めてよいでしょう。同様におしっこのおむつ替え程度では育児をやっているとはいいません。*1
保育園時代、園長先生に言われたっけ。「子供が大きくなっても、育児の内容が変わっていくだけで、大変なのは変わりません。」
まったくその通りで、あらゆる場面で決断を下し、方向性を助言し、自分も不安になりながらも子供を励ましていくのが、子育てですよ。
子供のことはまかせるよといいつつ、面倒から逃げている父親は、子供が非行に走ったり、高校受験に失敗したりすると「お前の育て方が悪いから」と母親に言う。

説明会から帰って来て配偶者に、
お父さん方は、会社で決断することに疲れて家庭での決断エネルギーが枯渇しているのか、決断する勇気がなくて逃げているのか、どちらか二種類だよね、と愚痴ったら、
一事が万事、そういう人は会社でも責任を取らないで逃げ回っている人だよ、と言い切った。
どっちが最善か分からない状態で限りある知恵を絞って決断していかなくちゃならないし、行動していかなくちゃならない。逃げている人は会社でも逃げている人、自分の行動に責任を持っていない人なのでしょうね。
まあー、会社だろうが家庭だろうが学校だろうがサークルだろうが、その人の基本的な姿勢というのは一緒だ。合唱団の運営をやっていると、「あーこの人、会社でも××なんだろうなー」と、すぐにわかってしまいますね。