かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

取得価額をリバランスのトリガーとする

取得価額を下回った時に、買い出動するというリ・バランスの仕方もあるんじゃないかと思ったんです。
リ・バランスについては、見直しは年一回程度すべきという説から、株式市場価格が大きく動いた時に随時行うのが良いのではないか説なども有力となってまいりました。
一定期間ごとに見直すことはあまり意味がないから、株式市場や自分が投資している投資信託ベンチマーク指数が大きく動いた時に随時実施するのが合理的だという考え方ですね。

さてそこでリバランスのやり方ですが、上がっている時は株式投資クラスを売ります。では下がっている時はどうしよう。
大きく下がったからと言って、その先さらに下がることも上がることもあるでしょう。これはわかりません。また後から10年20年の期間で見た場合、そんなに大した上げ下げでなかったという場合もあるでしょう。逆にこの時がピークでずっと下がっていたとか、一時下げたけどそれからずっと上昇したとか、これもわかりません。
ゆえに自分で維持してきた安全資産とリスク資産の割合に強制的に戻す、というえいや、が判断基準として効いてくるわけです。

そこにもう一つ付け加えたいのが、保有する銘柄の取得価額を割り込んでいるのなら、平均取得価額を下げることを目的に、目標バランスまで買い進めるという考え方があってもいいのじゃないかということです。
購入手数料が変わらないのなら、何回かに分けて購入するのが心理的に安心できると思います。この考え方の場合、目標バランスはあくまで最終到達点で、それまで平均取得価額が切り下がる状態を見ながら、少しずつ買い増しするので、完了までかかる時間を特に決めていないのがポイントになります。
私の場合、リスク資産である株式投信とETFを目標値50%に向けて買い進めているうちに、コロナショックが起きたので、すこしずつ買い増しすることに変更しましたが、これはまず1銘柄どーんと一括買いをしたらいきなりコロナショックで下落したのでびびってしまい、追加の購入予定銘柄については、一括買いをやめ、取得価額を見ながら小口買いに変更したためで、そんなにりっぱな思想ではなかったのですが、こういう買い発動の仕方も決心しやすくていいかなと思ったので、今回ここに書いてみました。