かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

ゴミ回収に見る正月の変遷

インデックス投資家たるもの、数字を根拠に語るべきで印象論は厳に慎むべきではありますが、今回は印象論。

三が日明けで水曜日、今日は燃えるごみの回収日です。我が家は普段よりかなり大きい45リットル袋に半分程度というかなりのゴミの量です。一階玄関の所へ出しに行って、道の両側を見渡してみました。みたところ、普段の3割増し位です。

かつては塀の上から乗り越えて人家の庭に転げ落ちるんじゃないかってくらい積みあがっていたり、車がよけてとおらないといけないねってくらい道にはみ出してゴミ袋が転がっていたりしました。

今年は整然としたものです。

南側のブロックは、通常だとうちの回収ルートを通る清掃車が行ったあと、大体15分後に通っていくのですが、今日は南側が通常時間、8時半に回収が終わっていました。
うちの回収ルートは通常より30分遅れ、8時45分頃回収。

以前だとお昼になっても回収がこない、何やってんだろ、ってくらいゴミが多くて、途中で清掃車が一旦下しにいってから再度来てるのじゃないかってくらい混乱していましたが、今年はちょっと増えたくらいでした。

どうしてこのようになってきたか考えてみます。

・昨年はコロナで里帰りを控えていた小さい子供のいる家庭が、地方にある実家に帰省した。この世代は食品の購入も旺盛だし、小さい子供の面倒を見る都合上、出来合いのオードブルなどゴミがかさばる食品を多く購入する傾向にあります。そのような世帯が暮から正月の間地方に移動していたので、都区内にある我が家近くでは正月ゴミのうち、特別増える傾向にある世帯のゴミがでなかった。代わりに地方でゴミが増えたことでしょう。
一月三日の首都圏に戻る高速道路の渋滞のニュース、大井松田を先頭に25キロなんて聞くと、コロナ前に戻った感がありますね。それくらい移動したっていうことでしょう。

・都区内は単身世帯が多く、学生や若い世代の独身者は帰省し、死別離別により単身となっている老年層は食が細いので、料理が面倒になって総菜の割合が多いとしても一人分の小さい物を購入し、物量も少ないので嵩張るゴミが少な目である。中高年の引きこもり単身者については、普段通りの食品消費でゴミをため込んでいる可能性もあり、正月だからと言って特別ゴミを出す量が増えるとは想像しにくい。

・我が家の周りでは、広めの老年層の一戸建て住居が解体され、鉛筆のような3階建て住宅が跡地に1:3程度の割合で建てられ、若年層が移り住んできている。都区内、山手線の駅から徒歩15分程度とはいえ、1970年代までに建てられた30坪や40坪の敷地では35年ローンでも手が出ないので、開発業者は土地を細分化して、一戸建ての販売価格を4千万円後半程度に抑えてきていた。近隣でも老人世帯ばかりだったものが子育て世代に軒並み入れ替わっています。残念ながら、ここのところのあり得ない地価高騰と建築費高騰のため4千万円台後半で売りに出されているような物件はなくなってしまいました。大体世代交代も終わっていますから、無理している人はいないと思いますが。

 そんなわけで、老人だから家にいても静かという状態から、みんな実家に帰って静かという状態に変わっていったと思われ、ゴミの量もそれほど増えることがなかったと推察しております。

今日あたりから休暇明けで戻ってきている子育て世帯の、子供たちの歓声が住宅地のにぎやかさを取り戻してくれることでしょう。