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300円のものを出品する動機は、記事によると
・評価を積み上げて信用を高め、高額品を出品した場合に売れやすくなる。
・処分にお金がかかるものは着払いにして300円で売れば負担がない。
・自治体で引き取らないもの、モバイルバッテリーや漬物石を出品する。
・中高生などお小遣いが少ない人たちが、別の商品を買うための資金として少額でもこつこつ売却を行う。
・相手とのメッセージのやり取りで社会とのつながりを楽しむ。
とあります。
へえーなるほどねえというのと、なんだかなあ、ちょっとずれているのもあると思います。
まず「評価を積み上げるため」というのは、思いも寄りませんでした。確かに高額な品を出品している場合、評価の星の平均が５を下回るとか評価数が少ないとためらう場合があるでしょう。
でも例えば商品説明で売りに出した理由が「相続したものでいらない」「買ってみたら合わなかった」「適合しなかった」などはっきり書いてあって、適正と思う値段ならそれほどのためらう理由にはならないかなとも思います。評価数が多くても、同じような品目を多数出品している人を見ると「この人転売ヤーじゃないだろうか」と思ってしまう面があります。
次に「着払いにして300円」は、うけないと思う。メルカリは送料を売り手が負担するのが通常。商品の梱包の大きさが分からないといくらかかるかわからないじゃないですか。少額商品で送料が大きかったらがっかりどころか怒っちゃいますよ。
次に「自治体が引き取らないもの」「処分方法がわからないもの」これはあり得ますね。リチウム電池内臓製品は、一時メルカリで出品ストップになっていましたが、今は条件付きでゆうパケットもヤマトも大丈夫なようです。
航空機搭載不可の荷物について（ゆうゆうメルカリ便） - メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ
リチウム電池をゆうパックで送る際の注意点はありますか？ - 日本郵便
リチウムイオン電池を内蔵している製品・機器は、送れますか？ | 各種サービス共通| ヤマト運輸
次に「捨てるのにお金がかかるもの」は、利益が限りなく0円に近くても出品するというのはありですね。私も300円ではありませんが、利益をぎりぎりまで削って粗大ごみにだすくらいだったら、と思ってきれいに掃除して売りに出したものがあります。
「少額でもこつこつ売却」これは私もそうですね。お金を出して買ってくれるって言うことは少なくとも使ってくれるってことだと思うから、自分が使わないものを人がつかってくれることは単純にうれしい。その上でお金を得て別の物を買おうというサイクル。
でも300円で売却すると手数料1割引かれて270円。らくらくメルカリ便で送れるものだとしても175円が送料で天引きされます。そうしたら残りは95円。封筒やP袋などの梱包資材にお金を使うし、なにより手間がかかる。時給換算で考えたらとてもやってられません。
私の場合、ぷちぷち、封筒、P袋、模造紙などの親や姉の残置物で梱包につかえそうなものが沢山あったし、小さい頃からの切手コレクションも普通郵便なら使えるからほとんど梱包にお金がかかっていません。
もちろんものの大きさや価値、送料と追跡が出来る出来ないを考えますから、なんでもかんでも普通郵便で送っているわけではありません。また、模造紙やクラフト紙を切って糊で貼って封筒や梱包資材を作っていると、何やってんだか、という気持ちになります。
手間は無視しても、誰かの役に立って少額でもお金になる、というセットのやりがいが300円売却を後押ししていると感じます。
「相手とのメッセージで社会的つながり」少なくとも私はこれはないわ。値引き要求とか対応が面倒だし、メッセージったって受け取ってもらって評価してもらえばおしまい。せいぜいそんな繋がりとも言えない繋がりで楽しいとは思えないわ。相手が受け取って喜んでいるメッセージをくれたらうれしいけど、ちまちま沢山売却してると、値付けや発送ですら面倒になってしまっている今日このごろですので。ああ、私は汚れてしまったのかもしれませんね。
というわけで、当たっているかもと思うものと、それはないわ、というもの、へーなるほどね、と思うものがありました。人によって感じ方が違うんだぁ。
ところで私は300円で売っているものはあるのかしら、と思ってマイページを調べてみました。
・300円で出品中のものー38点
・300円で売却済のものー33点
結構ありますね。メルカリは最低売価が300円ですから、組み合わせたり、ばらしたりして買ってくれそうな形で300円にする。なんならあまり売れそうもないけど最低限価値はあると思うから思い切って300円で出しちゃおう。私の場合、そんな経緯で300円になっています。
