かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

正月料理の予行演習 筑前煮orがめ煮orお煮しめ

生協からお正月料理の特別カタログが来ましたが、切り餅以外は買わないことにしました。おせちは調理済で多品目だから値段がどうしても高くなる。その割に子供たちは食べない。黒豆田作りきんとんなどの少量セットを買ったこともありますが、子供達にはどれも不評でした。結局いつも買っているようなものをちょっと豪華にする程度。牛肉や刺身、豚肉のしゃぶしゃぶ用を買う位に落ち着いています。
雑煮は自作。オーブントースターで焼いた切り餅をお椀に入れて、上から雑煮を回し入れます。これで正月感は十分。

202211.11昨日偶然、正月料理の定番「お煮しめ」によく似たものを作りました。
きっかけは、見切品野菜で、牛蒡、人参、蓮根が揃ったこと。
最初、がめ煮若しくは筑前煮を作ろう、ということで、牛蒡は煮えにくく時間が読めないので薄切りにし、人参は乱切り、蓮根は5mm幅に切って四等分、そこに関節で切り離した手羽先を加えて作り始めました。
筑前煮、うちの母が正月に必ず作ってくれていておいしかった。私も再現しようと何回もやっているのですがなかなかあの味に迫れていません。
筑前煮は、九州の筑前地方でよく作られていて、必ず具材を油で炒めてから煮るのが特徴だそうです。がめ煮も基本的には同じで、博多方面で食べられている。こちらは鶏肉を骨付きにするのが特徴だそうです。
牛蒡は先にボールに水を張った所へ放ってアクを取ります。水は一度替えました。その間に人参、蓮根と手羽先を切って用意する。
フライパンを熱してから油を回し入れ、具材を一気に入れて炒めました。
手羽先の赤い生肉部分が薄茶色になった段階で、別の鍋に移して、水と昆布だし、冷蔵庫に余っていた干しシイタケの戻し汁を入れて煮始めます。
お玉でアクを取りながら、概ねアクが出なくなったところで蓋をして弱火。この間に夕食の準備など他の作業をしておりましたら、思ったよりも長時間煮ることになり、一時間半以上経ったころふと気が付いて蓋を取り、砂糖、醤油、味醂、日本酒、塩を加えました。
その後また存在を忘れかけていましたが、30分程度経った頃「焦げたらまずい」と思って蓋を取った所、煮汁が大分底の方でぐつぐついっているので一度火を止めました。
明けて今日2022.11.12、軽く煮立たせてからお昼ご飯のおかずに出してみた。

骨がきれいに剥がれます

手羽元はほろほろと軟骨もきれいに剥がれます。軟骨自体は硬めですが。あらかじめ油で炒めておいた効果か、肉の味は抜けていません。
汁けが底の方だけになっていて煮えた野菜がおいしい。母の味に近づいたと思いました。
これならお弁当のおかずにしても、汁漏れの苦情はなさそう。
結果的に「がめ煮」と「お煮しめ」の中間という仕上がりです。これならお煮しめにも応用できますね。
配偶者は、もう少し塩気があっても、という感想でした。
今回気を付けたこと。
・完全に火が通るまで調味料を加えなかった。
・予想よりも大分長い時間煮た。汁けがなくなりかけて却って具材に味が戻ったのでは、と推定します。
鍋いっぱいに作ったつもりですが、煮えたらどんどん食べちゃう。次回は30cmの大鍋に目いっぱい作るつもりです。煮物は時間がかかるし、いっぺんに大量に作った方がおいしいと思いますのでね。
暮れには、里芋、戻し椎茸、コンニャク、いんげんを加えて作ってみようと思います。牛蒡も今回煮え具合が心配で薄切りにしましたが、じっくり煮込めばきちんと煮えることがわかったので、他の具材と大きさを揃えて乱切りにしようと思います。
と思っていたら、配偶者と一緒に出掛けていた上の子がフライドチキンを買ってきた。市販のフライドチキンは塩がきつすぎて私は食べたくありませんが、あの味の感じは好きなので、今度はこれも挑戦してみるか。
鶏の手羽先や手羽元を使えば安いし、骨付き鶏は最高ですよ。