かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

スシロー、資さんうどん、迷惑動画

スシローでの醤油さし舐めや、資さんうどんでの天かすスプーン舐めなど迷惑動画があっという間に拡散して大炎上していますね。
仲間内で動画を共有するつもりが間違って不特定多数に拡散してしまったとのこと。
そんなの仲間内の誰かが面白がってシェアやリツイートしたら赤の他人に広まるのはあっという間ですよ。
そこへここぞとばかりに正義感を振りかざしたい人たちが「被害総額170億円」「自己破産しろ」「メシウマ案件」とか言っていますが、又その手の人が沢山出たよって感想しかないですね。ちょっと違うんじゃないかなあ。他人の不幸を見て喜ぶストレス解消って自分を幸せにしないと思いますよ。
食品保管冷蔵庫に寝そべったりのバイトテロ頻発が2013年。その頃のことを知らないで中高生になった子たちが現在やらかしている説もあり、それもあるかなあと。そうすると10年周期で頻発するのかな。
損害賠償請求で被害額を算定して、本人にも保護者にも事の重大さを体感してもらって十分反省してもらいたいところ。ただ何億円も弁償しろ、といったってできやしないし、自己破産まで追い詰めると逆恨みされる危険もあります。第一次世界大戦でドイツに巨額の賠償金を課すことでフランスが押し切ったからナチスドイツの擡頭を招いたという歴史的実例もありますから。ここは該当店の清掃、備品入れ替え、アクリル板設置、閉店期間中の営業補償など数百万円位かな、それを分割で請求する所に落ち着くのじゃないかと思います。分割払いしてもらう途中で反省したことが確認できれば途中で請求を止めてもいいとも思います。未成年者本人及び監督者である親に、重大性を認識してもらえればいい。
次に店側の対応として、2つやることが出てくる。
一つは、機械化を進めて、このようなことがシステム的に起きないように工夫する。
レーンは透明チューブにして、タッチパネルで注文したものだけテーブルの横の蓋が開いて出てくる。皿を数えるのではなく、テーブルに提出された皿を自動カウントする。割りばしや醤油などは直置きを止めて、ボタンを押すと一つずつ飛び出してくる容器に入れるなど。
二つ目は、店員を増やすこと。スシローの彼も醤油さしを舐め廻す前、きょろきょろしていた。余談ですが、この高校生を「ペロリスト」と名付けた人がいて「うまいなあ、座布団一枚」と思ってしまいました。
万引き動画を見ても他の客や店員が見てない(けど監視カメラは見ている)奥の人通りの少ない棚へ移動してから鞄に商品を入れている。人の目が気になる。とすればサービスの在り方も考えた上で店員がうろうろする形に戻す。店員をどんどん削減することで低価格で品質を維持するビジネスモデルを構築してきたらしいですが、
www.itmedia.co.jp
この記事で、米川氏「本来、機械化は企業と利用客、双方の不都合を解決するために導入されるべきもの。省人化は、利用客にとってメリットはなく、反対に監視の目を緩め、迷惑行為を誘発する環境を生み出してしまった」
機械に客が合わせなきゃならない状態は今やどこの業界でも当たり前だし、機械化でコスト削減されて売価が下がるなら客にもメリットあるかなと思うんですが。
死角になっているのはそのとおりなので、システムの見直し、店員の在り方という二点で変革せざるを得ないでしょう。
次に客及び潜在顧客の側から。
この事件で「もうスシローには気持ち悪くていけない」という人も出てくるでしょう。ただしこの手のいたずらは今に始まったことじゃなくて、極論すると毒物を入れたとか味が変になったばい菌で腹を壊したとかにならないかぎり「知らぬが華」という側面はある。後は店をどれだけ信頼するかという、イメージと店構えから客が感覚的に判断すべき要素だった。それがSNSで一気に拡散されることによって、知らんでもいい遠くの地方にまで不快感が共有されるようになってしまった。
ネットで見ている客側も不愉快ですが、店側にとっては重大案件にならざるを得ない。不潔イメージの植え付けと拡散ですからね。
先ほど二点システムと店員の話を上げましたが、予防教育も必要と思います。
1.高校生向けへ、こういう事案があってこういう金額の賠償請求をした、結果学校退学になって、、など、免許更新時や交通講習で見せられるような「えぐい動画」を作って各高校へ配って見てもらう。
2.仲間内に自慢するつもりでアップして全世界へ広まったとも思われるので、SNSに上げるとこうなるよ、という教材を教育委員会が作って、子供達だけでなく、親にも見てもらう。
3.ちょっと差別的な言い方かもしれませんが、出来るだけ不潔そうな扮装をしたおっさんが醤油さしを舐めたり食品を汚い手で触ったりした動画を見せて、これが現物です、とその醤油さしを見せて「この醤油かける?」と問いかけるのもいいかもしれない。
厳正な態度を取ると称していますが、その後の顛末があまり見えてこない。将来のために当事者以外にはうやむやでいいのですが、デジタルタトゥーになったらいくらなんでも可哀そうですからね。個別に開示広報する必要はありませんが、教育委員会に協力して学校教育へ取り入れて、そこから親達にも見てもらうのが、この手のアホなことをやるのは十代、中学生高校生かと思いますので、ポイントの当て方としてはこれがいいかなと思います。これほど大事になって本人は十分認識できたでしょうから、今後知らずにやってしまう模倣犯をどう防ぐか、これが一番の目標となります。
<参考>
www.weblio.jp

京阪電鉄置石脱線事故での裁判上の和解では実際の損害額の十分の一だそうです。