かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

残業が美徳とは、私は思わない


こんなスレッドがリツイートで回って来て読んだのですが、意外でした。残業して頑張る、いやあ毎日忙しくってとうれしそうにいうのは、私が退職した2019年には既に若者の間で消滅、昭和のおじさん扱いなのかと思っていました。
根性出して残業して頑張るを美徳としている人が多数派。やりがい搾取されているような気もするけど、どうなんでしょう。それとも肯定コメントする方々は中高年の方々ばかりなのか。いまいちわからない。
辞める直前の末端管理職の時代には、既に予算内に納めるため残業は厳しく制限するよう上層部から言われていたし、私も残業は大嫌いで部下は基本的に定時で帰るように指示していました。

毎度残業になってしまうのは、
i業務のやり方の効率が悪く、本来時間内に納めるべき行動がとれていない。
ii外部環境の変遷のせいで業務が付加されつづけて、逆にやらなくてよい業務をスクラップ出来てなくて時間内に終わらない状態になっている。
iii最初から残業ありきの業務量でブラック。
だいたいこんなところが原因でしょう。

お客さんのわがままに付き合わされ、というのも部署的に対顧客で理解を求めるか、全社的に姿勢を打ち出すかという打ち出し方に違いはあるかと思いますが、外部を教育していくべき案件であり、それを推進しないで文句ばかりいうのは怠慢であろうと思います。
あ、突発案件はしょうがないですよ。
私が退職直前の2019年や2018年あたりにどう回していたかと言うと、部下はみな定時ちょっとで帰らせていました。そして自分は残っていた。でも30分かせいぜい一時間位。昼間出来なかった細かい業務仕上げや、報告データ作り、管理職特有の人事関係のまとめなんぞをやっていました。定時前はしょっ中部下が私の机に相談にくるので、人事案件の書類や画面を開いている所を見られるのは非常にまずいわけで。
見回せば、窓を背にして部下たちの机の列に直角に対峙している課長席ばかりに明かりがついている。まだ昭和平成の価値観、残業にヒロイズムを感じる世代の意識の名残だったのかもしれませんね。
こんな時に末端管理職同士のぐちや悩みも少しばかり交換していたのも精神的なやすらぎになっていたと思います。又は家に帰る前の意識の切替の整理運動という趣もある。
ネットはAIのしわざか自分のSNSフォローのしわざか、自分が心地よい情報ばかりを引き寄せている可能性が高いので、たまたまフォロー先の方が共感してひっぱってきたツリーに自分とどんなバイアス関係があるかわかりませんが、多数派のリプが私と大分感覚が違うのでびっくりしてご報告した次第です。