かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

単元株制度は廃止したら

東証がPBR一倍以下なんとかしろ、と言っていますが、これはね、せっかくプライム、スタンダート、グロースに市場区分したのに、経過措置終了したら上場基準に抵触して廃止になっちゃうじゃないかー、という近い将来迫りくる惨劇に備えたご提案の数々をしているわけですよ。
本当は個人がもっと預貯金から株に金融資産割合を変更してくれれば少しはましなんだけど、現状維持、人を信用しない頑固者の老人が大勢を占めているからムリ。とすれば、外国人にもっと日本株を買ってもらいたい、だったら日本株の魅力を高めないとね、ということでもあります。
私の提案としては、単元株制度の廃止です。これわかりずらいです。
全部1株単位で売買できるようにしましょう。端株制度は必要だからいいのですが、売買単位が会社によって違っていて、ネットで一株の値段を見ても、それで直ちに買えるわけじゃない。例えばファーストリテイリング。一株34,790円かあ、ちょっと高いけどユニクロの株持ってみたいじゃん、と思っても売買単位が100株だから3,479,000円用意しないと買えない。背伸びして買えたとしても、一般庶民では資金かつかつ、他の銘柄を買う余力がなく、銘柄分散力がた落ちで怖いです。
なんだかな、この単元に固執するってことは、細かい個人の株主がわらわら増えて欲しくないってシグナルなんですね。そうとられてもしかたがない。
資本参加の自由を阻害する、参入障壁。個人がわらわら買って割合が増えてきたら、公開買い付けでそれっとばかりに売っちゃったり、業績悪いよなんて報道されたら動揺してばらばら離脱したり、目先のことで動揺するようなやつらはいやだ、ってことなんだろうか。
もっとも業績に関する行動といえば、外国人をはじめとする機関投資家の方がよっぽど素早くて怖いのでしょうか。その辺は知りません。
わかりやすさ第一で「常に板に出ている一株当たりの値段を用意すれば、買えるぞ」というしくみにしていただきたいものです。
一株が安すぎる、一株が高すぎる、と思ったら併合分割、自社株買いにより時価上昇を狙うとか、それぞれポリシーを持って行動すればいいじゃないですか。
株の魅力を高めるのは、各発行会社の責任ですけど、市場整備の一環として、せっかく東証があれこれ努力しているのであれば、単元株の廃止と一律一株での売買単位も、そこに加えていただきたい。