毎週火曜日、全品1割引になるスーパーがあります。
この日は客が多いし、普段20%引のシールが貼られるはずのものに10%引のシールが貼られているので、あまり期待はできません。そのかわり値引シールが貼られていてもさらに値引きになる。
とはいってもシールの10%を引いた後に10%引きを掛けているから、90％相当額の更に1割引きで81%相当になるだけ。これだったら通常日の2割引で80%相当になる方がオトクである。商売うまいねー。
そうはいっても半額の物はさらに50%*0.1=5%が引かれるから45%相当になる。だから一応買い出しには出かけます。
そんな火曜日。午後、野菜の見切品棚に商品が並ぶ頃を見計らって出動。
そうしたら見切品棚の隣にコンテナが積み上げてあって大量のバナナがうなっているじゃないですか。ふと見ると「茎が黒くなってしまったので値引きします。」とある。フィリピン産の朝の食卓バナナ4本入り。通常137円（税抜き）のものが67円（税抜き）の値札がついているじゃないですか。
確かに茎は黒い。でも大量にあるので、少しでも黒さが少ない物をとひっくりかえして、あったあった、あんまり黒くなってないじゃん、むしろもう一つは全然黒くなってないじゃん、というものを２つ選びました。
途中でバナナの在庫はあるし２つも買わなくてもいいかも、とチラッと思いました。
しかしせっかく通常価格の半額以下なんだし。
と思ってレジへ。
レジが終わった後でレシートを確認します。
うん、ちゃんと全品-10%と書いてある。
思えばこれが間違いでした。
家に帰ってレシートを家計簿に打ち込むときに気が付いた。
一つは確かに67円（税抜き）から10%引かれている。
しかしもう一つは。
通常価格137円（税抜き）から10%引かれているだけじゃないか。
あれー、と思って商品をよくみたら、茎が若干黒い方は67円の値札が貼ってあるのに、茎が全く黒くない方には値札自体貼っていない。
そうなんです。あの山のような値引き品に通常品が混入していたのですね。
しかもまとめてお安く、ということで値引きシールが貼ってなくて元々安い値札が貼られていた。
通常品には値札が貼られていなかった。
そして全品1割引きの火曜日だった。
レシートの値引き状態は見ていたが元の値段はチェックするのを忘れていた。
このような見落とし条件が重なって、まんまと通常品を1割引きで買わされてしまったのです。
仕事でミスがチェックをすり抜けてしまう構図と同じだー。
とリタイヤ―の癖に思ったのでした。
