かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

ReHacQ山崎元さん、例外なくNISAに乗り換えた方が最後はオトクですよ

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前半の山崎さんの人生観を総括しそうな迫力に思わず襟を正しました。
すべての人が見るべき動画です。

インデックス投資家して気になったのは、最後当たりで、「出来るだけ早くできるだけ大きくNISAに資金を移動すべきだが、例外がある。それは特定口座で何百%も利益が乗っている場合。この場合は移さずにそのまま運用していった方がよい。」というくだり。
そんな場合があるのだろうか。例で考えてみましょう。
特定口座からNISA口座へ買い替えを行う時点で、時価が取得価額の倍になっているものとします。百%利益が乗っている場合です。

特定口座のままであれば単なる評価益ですが、NISA口座へ乗り換えると、売却して譲渡益が100生じます。税金がおよそ20%引かれ200―税金20=180の手取となる。税金分20だけ減った状態でNISA口座で買い付けを行い再出発。
特定口座で持ったままであれば時価200のまま継続保有です。その後年5%ずつ複利で評価益が増えていくとしましょう。
乗り換え時に200となっている特定口座のまま継続保有している方が、NISAへ乗り換えて180となっているよりも複利効果が高い。

しかしながら換金すると立場は一挙に逆転します。
特定口座のままであれば、乗り換え時に生じていた評価益100だけでなく、その後複利効果で増えた評価益の分もまとめて課税対象となる。
それに対してNISAに乗り換えると、乗り換え時こそ税金がかかりますが、その後に生まれた評価益=譲渡益は非課税になります。
途中で税金20を払って元本は減りましたが、その後の複利効果分すべてが非課税となるNISA乗換の方が手取りも12多くなりました。
上の図では10年後に売却するとしていますが、いつ売却しても結論は変わりません。

例外的に乗り換えない方がよいということはない。というのが私の結論です。