かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

退職への道6

休暇を消化するためとはいえ、1月末で辞めたのはよかった。

税金の計算は1月から12月区切りなので、2019年の給与所得は1月分しかありません。給与所得控除を引き去ると、課税給与所得が、ない。0円。

配偶者の扶養に入ることができたのです。健康保険も。

住民税特別徴収の残月数分は退職金から一括で引かれたけど、これは想定通り。

覚悟はしていたのですが、前年の所得から計算される住民税額、2019年6月から4回分割払いの普通徴収の金額には届いた納付書を見た瞬間にノックアウトされました。クラクラする。これは誰でも通る道ですね。

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さて、兼業主ふから専業主ふになったので、毎日スーパーでお買い物。

最初はどうにも居心地が悪い。なんだか「あんた働きもせずに、なにぶらぶらしてるの」と誰かから言われているような気がします。日中街中をうろうろしていていいのだろうかという妙な自意識過剰な罪悪感がありました。土日がやってくると、自由に振舞えるような気がしてほっとしたものです。

その自意識過剰が時間の経過と共に段々薄れていくと、周りを見渡す余裕が出てきます。そうすると、年金世代の男女、いかにも専業主ふ、といった属性の方ばかりではなく、結構色んなタイプの方が日中堂々とうろついています。下手すると制服の中高生らしき人もたまーにうろうろしています。早退?学校休みなの?

それに比例して曜日間隔も薄れてまいりました。参りました。

この違和感が薄れるまで半年以上かかったと思います。そして2020年2月からコロナ騒ぎ。在宅勤務の方々が朝早い時間にスーパーで買い物する姿も沢山見かけるようになりました。服装は通勤仕立ての人、トレーナーやラフなジャケットの方、様々なんですが、なんとなく感じるんですよね。ある種の時間に追われている感。

そのうち、生活のリズムに溶けていったのでしょう、その人たちの時間に追われている感がなくなってきたように思えます。肩の力が抜けたのかもしれません。そして、前から街中をうろついている人たちの中に埋もれて見分けがつかなくなっていきました。