かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

ゴミ屋敷と化していた実家

さて昭和一桁生まれの母は、ご多分に漏れず、物が捨てられない性格。なまじ収納がある家だったせいで収納扉を開けると出てくるわ出てくるわ。
実家の居室に物を広げ、姉と二人で区分け開始。
姉が要らないものを受け付けてくれるNPO法人を見つけてくれたので、
食器、台所洗剤、未使用タオル&バスタオル、中古できれいなタオル&バスタオル、未使用シーツ、タッパーウェア、台所用品は段ボール詰めにして送ることにしました。
姉は勤めがあるので、断続的に作業し、三週間程度かかってしまいました。
その後、姉が自分自身の持ち物を広い場所で整理したいとのことで、実家居室を利用することになり、何やら持ち込んで処理していました。そして一年二か月が経過。

最終的に姉が実家を引き払ったのち、今度は引っ越してきた私単独で作業再開と相成りました。
自分会議を脳内で開いて決定したこと。
・売れる物は、売る。ついでに自分の持ち物も売れる物はついでに売る。売り先は、コイン商、リサイクルショップ、メルカリ。今回ブックオフは使わない。本はあらかた姉が処分してくれたのと、絵本は保育園に寄付*1したら後は幾らもなかったため。
・食器類や新品靴下など使えそうなものは、きれいに掃除して、玄関先に「ご自由におもちください」棚を設置して順次並べていく。
・移動式鏡、丸椅子、車輪付き書類ラックなど、嵩張るが手で持って行ってもらえそうなものは、「ご自由におもちください」棚の近くに、「ご自由におもちください」と紙を貼っておいておく。
この三系統で処理を決めました。
リサイクルショップは、近所にあるので、来てみてもらったところ、年式の古い電気製品や合板・集成材の家具は引き取らないとのことで、比較的綺麗だったオーブントースター一台だけタダで持って行ってもらいました。「ニトリとイケアはだめだよ」っておじさん言ってたっけ。
ご自由にお持ちください棚には、それこそあらゆる使えそうなものは、すべて置いていきました。最初はまったく持って行く人がいませんでしたが、次第に通行人に認知されたとみえて、早い物は一日で持って行って貰えたりしました。
この横に、動作確認済の電気掃除機二台、衣装ケース2つ、車輪付き書類ラックは十台以上、丸椅子や背もたれ付き木の椅子、はたまたケンタッキー開拓時代風の椅子まで十脚以上出していきましたが、全部誰かが持って行ってくれました。車輪付き姿見も。持って行っていただいて本当にありがたいです。
粗大ごみで出したのは、畳、メルカリで買い手がつかなかったパソコンデスク、ロックミシン、年代物の桐のタンス、大型パイプラックです。
置いた品は、乾拭きや水拭きして、袋に詰めたり、サイズや用途の説明つけたり、崩れたら並べなおしたりして、少しでも持って行って貰えるような陳列にしておいた結果、そのほとんどを捨てずに済みました。といいますか、捨てるようなものは最初から捨てていますが。そして冷たい風の吹き荒れる2020年11月ごろ一旦“出品”は終了しました。
実を言いますと2021年5月現在、まだメルカリで頑張っているもの、未整理なもの、粗大ごみにださなきゃいけないと思っている石油ストーブやホットプレートなど、まだまだ整理は終わっていません。
ブログを書き始めてメルカリがストップしていることも影響しています。ブログのせいにしちゃった。組み合わせ変えて再出品するとか、まだ写真にとっていないものもあるし、値下げもしないといけないものもありますが、ちょっと小休止ね。
大物はあらかた処分が終わって、生活空間が確保されたことで安心して中断しているという理由も大きいです。
業者を呼んで一気に片づけるというのが主流でしょうが、私の場合は、これはいい機会だし、リタイアしてたっぷり時間があるはずだし、と思って、自分の中で面倒だなと思う気持ちをなだめながら続けようと決心したのでした。実際に、売れるだろうかだめだろうかと思いながら値段を調べたり、これ何に使うの?というような物も調べて分かると面白い。なにより母の生前の趣味がしみじみ感じられる。きれいな花柄の便せんや封筒、絵葉書が沢山。実はあなた高級品志向だったのね、ということもわかった。残された品々見ると、京都に本店のある〇〇製ばっかり、絵の具はクサカベとホルベインとか。
手間の割りにお金にはならないけど、こうした新しいことに出会える面白さを糧にほそぼそと続けてこられました。売れないものは見切りをつけて、ご自由にお持ちください棚行きか、捨ててしまうということになると思いますが。ブログの文章書きが面白くなってしまって、メルカリはすっかり中断。ごくたまに売却が決まると「ちっめんどうくさいな」と思ったりして。前は〇〇円になるーって喜んでいたくせに。