ETFは上場投資信託のこと。運用の中身は投資信託なのですが、証券取引所に上場しているので株式と同様に売買できます。譲渡益の税務上の取り扱いも同じですね。信託報酬率の低そうな指数連動型ETFを取り上げて「私が買いたいかどうか」判定したいと思います。
対象範囲は、
・全米株式、先進国株式、全世界株式の指数のもの。為替ヘッジなし。
・信託報酬率が0.10%を下回っている。
・実質経費率も低い。
・信託財産留保額がない。
第2弾です。
(1655)iシェアーズS&P 500米国株
設定年月日：2017年9月27日
信託報酬率（総経費率）：総経費率は、2020年６月18日から2022年6月21日までの期間は、年0.0825％(税抜0.075％) 程度、2022年6月22日以降は、年0.165％(税抜0.15％) 程度。（2021年5月8日の交付目論見書）
上場に係る費用、対象指数の商標の使用料について、ファンドの純資産総額の年0.04125％（税抜0.0375％）を上限として、日々計上され、毎計算期末または信託終了のときファンドから支払うことができます。
投資先IVVの経費率は、2020.6.25に0.04%から0.03%に下げましたから、
最大、0.0825%+0.04125%+0.03%=0.15375% となりますか。
純資産総額：30,056,691,825円。約300億円(2021年7月7日)
決算期：年2回、2月9日と8月9日
分配実績：年2回
分配時外税控除：あり
繰上償還条件：設定日から３年経過の日以降に受益権の口数が80万口を下回ることとなった場合（請求目論見書より）
信託財産留保額：記載なし、ただし追加信託執行コストが基準価額に足され、一部解約執行コストが基準価額から引かれるとの記述あり（2021年5月8日の交付目論見書）
売買単位と価格：1口3,410円（2021.7.9終値）
マーケットメイク：対象
特記事項：ほぼ全額をIVVに投資するファンド・オブ・ファンズです。
| iShares Core S&P 500 ETF | 純資産総額の99.95％ |
実質総経費率を計算したところ8,622,177/(1,718,896+2,148,630)*0.0825%=0.1839%
分配時外税控除があるのはよいですね。米国源泉税0.10%を上乗せコストとしなくてもよさそうです。米国ETFのIVVの価格が$432.81米ドル(2021.7.8終値)で47,609円(2021.7.9 110.00円／ドル)なのと比べると単価が小さくて買いやすいです。
https://www.blackrock.com/jp/individual/ja/products/290499/ishares-s-p-500-etf-fund
