かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

FIRE目指す人へ自炊の薦め

節約して収入の出来るだけ多くの部分を貯蓄にまわし、そこから投資を行う。

億り人やFIREを目指す人にとって、収入をいきなり増やすことは難しいので、まず支出の圧縮が貯蓄への第一歩ですよね。
固定費を見直す、というのが一番最初に手を付けるべきこと、と多くの方がおっしゃっています。私も全面的に賛成します。

次にやることは、私見では、自炊です。
飲食業の収支内訳によれば、原材料費30%、人件費30%、設備間接費30%、もうけ10%などと言われております。
これを自炊に置き換えられれば、人件費30%は不要、設備間接費30%は他の家事費と共有、もうけ10%をくれてやることもない。つまり最大70%削減できます。電気ガス代とか調理器具とか若干かかりますが、他の費用とまぎれる程度のものです。
1,000円のランチが、300円のお弁当で済む。700円浮く。
という効果はあるでしょうが、私に言わせれば、そこに本質はございません。

・原材料費を50%以上かけられる。
・味付けと内容をコントロールすることで健康な食生活が実現できる。
原価ぎちぎちで安い食材を使ったり、油を使いまわしたりする必要がなく、有機栽培などの味の濃い栄養価の高い野菜や肉や質の良いオリーブオイルなどを使い、
原価の安い飲料を売るために、しょっぱい味付け、濃い味付けになりがちな外食ではなく、薄味で質の良い調味料を少量ずつ使って、
健康的で、よりおいしい、自分好みの味付けの食事がとれるようになる。
これこそが自炊の本質なのです。

濃い味に慣れている人は、よいだしとよい調味料を合わせて薄味に移行していきましょう。
外食でパンチの効いた食事を楽しんだ後、胃がもたれたり翌日になっても膨満感がとれなかったりしませんでしたか。
外食は、どうしても人を引き付けるために、味にパンチを付けがち。
でもそうすると毎日通うのはきつくなってくる。
同じ店に毎日行かない人、それは味を変えないとパンチにやられて知らず知らずうんざりしているからなんですよ。
学食や社食があれば、それは大いに利用したいです。けれども、味付けが濃かったり揚げ物ばっかりだったりという場合は自炊弁当に切り替えるのが得策です。

そして夕食。コンビニ弁当では飽きるし、野菜が足りないし、何より余計な単価の高いお菓子や飲み物を手に取ってしまいやすい。
スーパーに寄って食材購入ですよ。値引き品の総菜やお寿司があったら、それは時々自分を甘やかして、自炊を継続するためのエネルギーにしてください。刺身や握り寿司は調味料が少な目の品目なのでなかなかよい選択です。でも醤油どっぷりはやめてくださいね。

さて、料理は面倒だから自炊はちょっと、とおっしゃる方もいるようですね。
固定費削減の時のことを思い出してください。

携帯電話契約を変えるのに、MNPは最初「よくわからない、面倒だ」と思いませんでしたか。私は思いましたが、月々安くなるなら、とネットの誰かが親切にも挙げてくれた動画や解説を読んで実行できました。一度やってみたらそれほど大したことでもなかったはずです。忘れたころにまた契約を変えようと思ったら、動画や解説はいくらでもネットにころがっています。それを見たら、こんどはずっとスムースに実行できるでしょう。
最初の「面倒だ」を乗り越えれば、違う景色が待っています。
それをあなたも、自炊以外の世界でご存じのはず。
まずはネットにころがっている、簡単なことから始めましょう。

一つだけ私からアドバイスしますと、
塩、砂糖、醤油といった調味料だけで味を調えようとしないこと。絶対塩分や糖分の取りすぎになります。ではどうすればいいか。
ウェイパー、とりがらだし、和風だし、ブイヨン、といったうま味調味料を必ず使ってください。これで塩分糖分控えめで味が整います。
塩化ナトリウムに、グルタミン酸イノシン酸を必ず合わせて使いましょう。
今回は以上です。