かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

母親の負荷がいまだに高すぎる

今日ね、自転車2台で移動中の4人家族を見かけました。
父親はかっこいいサイクリング車に軽々と乗っていて、母親は子供二人を載せた電動自転車、これっておかしくない?
いくら電動自転車でも前後の補助椅子に子供二人は相当バランスとるのに力が要る。
だったら、筋力のある男性が運転を変わるべきだし、女性がサイクリング車に乗るのヤダ、という可能性があるのだったら、自分の趣味てんこ盛りの自転車なんか所有している場合じゃないでしょ。

イクメンもすっかり正体が暴かれた単語となりましたね。「育児参加してまーす」「参加してんじゃねーよ、お前が責任持てよ、お前だよ」って感じ。

オムツ替えるのはいいけど、おしっこのときだけ。
オムツ替えるのはいいけど、洗うのは無理だから紙おむつ。捨てるのはよろしく。
こういう都合のいい部分だけやって、ドヤッてやった気になるのが一番相手の精神をむしばんでいます。むしろやらずに「…やらなくてすみません…」と小さくなっててくれたほうがまだましか。ましじゃないけど。

上の子の学校の男子たちの様子をつらつら伺ってみると、それぞれの家庭での父親像をなぞっていることがよくわかる。
母親をバカにしている父親だと、息子も同級生の女性をバカにする。
「男なら殴って勝ってこい」と言っている父親だと、息子は乱暴者。
息子に「だからお前は馬鹿なんだ」と言っている父親だと、息子は自尊心を取り戻そうとして、きっかけさえあれば同級生を「バカじゃねーの」呼ばわりする。
家事をまったくやらない父親だと、息子も同級生の女性を彼女にしたいとか思って、実はママを求めている。都合よく甘えられる相手がほしいだけ。

なんだか、家事をバリバリ当然のようにこなしている父親は少なそう。
「〇〇は出来ますが、△△はかんべんしてください。」程度か。
2019年象印の20 代、30 代で 3 歳〜6 歳(未就学)までの子どもをもつ⺟親 566 名を対象にした「ママの家事・育児に関する意識調査」によれば、
92.4%が“⾃分(妻)の分担が多い”、このうち 28.6%が『家事・育児をすべて⾃分(妻)がしている』と答えており、『夫と平等にシェアしている』は、わずか6.2%。
2018年11月に実施した「家事に関する“夫の”意識調査」では、25.5%の男性が『平等に分担している』と考えており、『家事をすべて妻がしている』も 1.5%にとどまっていることから、家事・育児の参加意識は夫婦間で大きな差があることがうかがえるとのこと。
https://www.zojirushi.co.jp/topics/

そして2018年11月「家事に関する夫の家事調査」によれば、
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ご飯作ってないのかよー。
やってるいう人の中身はお寒いのう。

2011年5月の調査で夫にやってほしい家事・育児第一位は「子供の遊び相手。」なぜかというと、『家事や自分の休憩などその時間を有効に使えるから』という意見が数多くあり、『掃除や調理は現実的でないので、せめてこのくらいは参加してほしい』という趣旨の意見も見られる、ということで、それから8年経っても進展は呪い、じゃなかったのろいですね。

これね、社内での仕事の分担と同じ現象ですよ。できる人ばかりどんどん忙しくなる構図そっくり。説明するのが面倒くさいし、慣れるまで手直しが必要。だったら自分がやっちゃった方がはやい、で、やれる人ばかりが忙しくなる。あるあるじゃありません?。

ですから、やらせて見せて、都度直し、またやらせる。ほめる。
世のお母さま方、「やってみせ、言って聞かせてさせてみて 誉めてやらねば人は動かじ」と言った山本五十六連合艦隊司令長官の格言をさっそく忍耐強く実行してください。
そうしないと、「家事育児やったふり」の息子を再生産してしまうかもしれませんよ。

自転車移動中の家族の話から話を膨らませ過ぎました。