かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

悠仁親王の進学先を考える

筑波大付属へ御茶ノ水大附属中学校からの特別ルートが問題だとされていますね。

・実力で一般試験受けて入れるところにいきなさいよ
・いくらなんでもすごい同級生に交じってついていけないのでは

一つ目は大衆の怨念、二つ目は心配ですね。

推薦受験だと調査書の内申点の基準と学力検査又は面接で決まりますから、まあ曖昧なところがありますね。一芸に秀でている者だと学力検査免除で一芸の程度を学校がどう評価するかにかかってきます。そのうち都立と国立は調査書と学力検査のみで決まりますから、特別ルートで学力検査なしは非常に特異なケースとみなされます。

皇族が特別扱いで難しい学校に入るってことは、その分入れたはずの一般人が押しのけられているという批判ですかね。貧乏人が学費の安い国立附属に入れないじゃないか、という声かと思って見ましたが、塾通いで教育費の支出が手厚い高収入の家庭の子女が多いだろうし、入れなくなる人数は一人だけだから当落線上の誤差と同じ土俵なので、そういう意味は成り立たないから、受験生の条件を見る限り私の解釈が間違っていそうです。

とすれば、皇族に特別扱いをするなんてずるい、という大衆のルサンチマン、怨念でしょう。皇族の生活費は宮内庁皇族費だから税金からの支出です。だったら国立附属で私立より相対的に多めの税金補助で運営していたとしても、結局出どころは一緒じゃなかろうか。
さらに学校の場所を考えると、今通っている御茶ノ水大附属中学校のすぐ裏手らしいので、警備上のお金も増えないし、警備側も慣れている。

仮に、別の学校を考えてみます。
まず東京でない学校は却下。別の住居費を出す、警備費が余計にかかるなど、さらに税金の無駄遣いになるでしょう。まあこれは考えていないでしょう。まさか京都に住んでみるわけにもいきますまい。

次に首都圏で私立はどうか。最初、学校の宣伝になっちゃうのでは、と思いましたが、ICUにしても学習院にしても格別の宣伝効果があったようには思えません。そういうもんだ、という受け止め方で、受験生が増えるとか、学校の格式が上がるとか、そういう効果はなさそうです。学習院だったら、旧華族系の子弟に言い含めて、ご学友の輪を作って警備が対応できない、主として友人関係の心理的な問題へのバリアができるのではと思いましたが、どうなんでしょう。取り巻きに囲まれてうれしいというより窮屈に感じる世代になっているかもしれませんね。おべっか使われるより一人でいたいとか。
それよりも学習院愛子様の対応で×がついてしまいましたので、どうにも分が悪い。受け入れ体制としては準備が出来ていてよろしいように思いますがね。

それ以外の都立や国立でも試験を受けてはいるというのは、やはり試験の点数によって学校側が苦悩しそうですから、透明性第一となったら「落ちた」問題に変換される可能性があり、それは経歴的に受け入れ難いでしょう。やはり何らかの推薦という線は譲れないでしょう。

さて二つ目の問題です。
・同級生と知的レベル的についていけないで劣等感にとらわれる。
・同級生が口には出さずとも「あれー」と思ってつい下に見てしまう。
・授業のレベルについていけない。
なんて危険はありますね。

まあ同級生も、エリートくさい優越感の塊で生きていたらいやですけど、もっと突き抜けてざっくばらんに付き合ってくれる本物の紳士たちであれば問題は少なそうです。

授業については、どうなんでしょう。
一部の私立進学校みたいに、高二で高三までの課程を終わらせてあとは受験対策、みたいな授業だったらついていけないと思いますが、ここもめっちゃ突き抜けた授業をする高校だったら大丈夫な気がします。

神奈川県の公立、その地区の一番校に行っていた友人に聞いた話です。
その人が卒業したのは今から十年位前なので現状は違うかもしれません。
まず学校が進路指導をしない。担任は「おーい、(大学受験用の)調査書、足りてるかぁ」と声かけるくらい。中間期末考査で世界史の問題が「メソポタミア楔形文字の解読。」ものすごい趣味に走っているというか、科目の中身につっこみすぎでしょ。
あげくに卒業式で担任から「進路決まったのかあ?」と声をかけられたとのこと。

筑波大付属高校がどんな授業をしているのか、まったく知りませんが、各教科のマニアックなつっこみで授業が展開され、受験対策は各自が勝手にやる。こういう環境ならきっと楽しく勉強してすごせると思います。

ということで結論。授業の内容がマニアックであるという条件を満たすのならば、という条件付きですが、上記二つの心配と杞憂をはねのけ、皇族費もリーズナブルな範囲でおさめることができるのは、筑波大付属しかない、と。