かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

つみたてNISAで「買ってはいけない」投資信託4選

news.yahoo.co.jp
金融庁によれば、2022.4.26現在、つみたてNISA対象届け出商品は、インデックス型183本、アクティブ型23、上場株式投資信託ETF7と213種類もあります。
つみたてNISAの対象商品 : 金融庁
その中で次の4つは避けた方がよいというので、順番に見ていきます。

1.信託報酬が高いインデックス投信
つみたてNISAの要件を満たす信託報酬は、

国内資産を対象とするもの 0.55%以下
外資産を対象とするもの 0.825%以下

となっていますが、日々信託財産から引き去られていく信託報酬の率が高ければ、同じ指数でも運用益は少なくなる。なるべき信託報酬の低い物を選びましょう、ということです。

2.保守的過ぎるインデックス投信
保守的なインデックス投信て何かと思ったら、値動きの小さい債券の組み入れ比率が高いものを指すらしい。
10年という短期では損失だけれど15年から20年の長期なら株式比率の高い高リターンを狙える投信がよいよ、と。

保守的なインデックス投資信託が「悪い」とは一概には言えません。まずは、運用できる期間や目的を決めること、自分の性格から値動きの許容度を考えることをおすすめします。

ここ、私異論あります。
①運用できる期間や目的は決めることではないと思う。
長期なら高リターンが狙える株式比率の高いものをお薦めしているのだから、当然長期、できればずっと運用を続けるべきです。人生の急な出費は預貯金で備えておき出来るだけ投資資産は取り崩さない。そして老後に取り崩す必要を考えて取り崩し開始時期が決まってくる。場合によっては運用を続けて最後は相続でもよいと覚悟する。

②出発時点で、自分の性格から値動きの許容度を考えることはできない。
少額でつみたてをやってみると、投信が買っている株式や債券の動きが気になってきます。証券会社のマイページを開けば日々評価損益が表示されて上下する。それを実際に体験して自分の許容度を図るしかない。
その許容度も、保有している投資商品の購入残高によって変わってくる。
10万円突っ込んでいたときは平気でも、100万円、1,000万円と積み上がった時に評価損益の上下に怖れをなすことになるかもしれません。だから少しずつ残高を積み上げて「自分がどこまで耐えられるか」感じるしかない。

3.人に奨められたインデックス投信
ここで大事なのは、人によって値動きの許容度が違うから、という理由ではなく、自分で決めれば人のせいにできないし、人のせいにしているかぎり投資家としての肝はできず、株式市場の暴落で浮足立って長期的な投資が継続できず損をしてしまうだろう、ということでしょう。投資は自己責任、というのは突き放す言葉ではなく、覚悟をもって臨まないと、一時的な損失で手放してせっかくの華を咲かす機会をむざむざ逃すよ、という戒めだ位に思うとよいです。ずっと損かもしれませんけどね。それをできるだけ回避するのは“分散”というまた別のやり方です。

4.理解できないインデックス投信
ここではターゲットイヤー型をターゲットにしています。私は、目標年を掲げる投信という発想自体がインデックス投資と相容れないうさん臭さを感じますが、何のことはない目標年に向けて債券比率を上げていくという何の工夫もない商品ですね。
これやめた方がいいです。

今後も各運用会社が新しい手法の投資信託を打ち出す可能性があります。実際に選ぶときは目論見書などを確認して理解した上で投資しましょう。

つみたてNISAの届け出基準を満たしているけど、単に目先を変えただけで余計な費用を取ろうとする商品が今後も出てくる可能性があるから目論見書で「しくみ」を確認してね、ということです。
名著「バビロンの大富豪」でもしくみのわからない投資には手を出さないこと、と言っています。金言至極。
目論見書を読むのは、ちょっとハードル上がりますが、最低限読んでほしい所を記事にしていますので、すこしでも親しんでいただけると今後の投資の役にたつと思います。
参考記事↓
otosak.hatenablog.com