かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

東京都合唱祭

2023.7.9(日)のことになりますが、東京都合唱祭に参加してきました。
合唱祭 – 東京都合唱連盟
私が加入している三つの合唱団のうち、少人数の団体です。11人しかいないのにコロナ陽性で2人欠席、9人の出演となりました。
東京都合唱連盟主催で、この上に全国をつなぐ全日本合唱連盟があり朝日新聞社が後援してくれています。都の年間合唱連盟行事としては最も動員数が多い。今年は2023.7.1(土)、2(日)、8(土)、9(日)、17(月祝)の5日間に渡っておこなわれます。

イタリアを中心としたクラシック歌唱法で合唱を歌う全国組織としては唯一と思います。合唱と言っても、ジャズ、ブルース、ポップス、仏教系、声明、アニメ、歌声系、ミュージカルなど色々幅広いジャンルがあると思いますので、そのうちの一つと考えてください。
ちなみに吹奏楽では全国規模の連盟が二つあるようです。

5日間をほぼ2時間ずつのブロックに区切って出演希望を出します。若干の調整を経て集合時間が決まる。同ブロックの参加合唱団は一斉に集合し客席からお互いの歌声を順番に聞き合い感想を書いて提出。二時間後に解散、次のブロックと総入れ替えという流れです。
参加団体以外に聞きに来る方もいらっしゃいます。こちらは着席場所が別に確保されています。

9日の会場は、勝どき駅から徒歩7分トリトンスクエアにある第一生命ホール。集合時間は15時20分だったので、都内の別場所で朝から練習しお昼にいったん解散。
私は自宅に戻って昼食をとり、ちょっとだけ休憩して会場へ向かいます。
乗り換えなしで便利なので地下鉄の駅まで歩くのですが、今回は暑くてまいった。いくら乗り換えなしだからって炎天下を20分歩くともうそれだけで消耗してしまいます。天候に体力削られるのは想定外。おまけに時間を計ったら集合時間ぎりぎりになりそう。最近さっぱりはかなくなった黒皮靴で早歩きしたから足ががくがくしてきた。
気が気じゃなかったですが勝どきからも小走りで歩いてなんとか集合時間に間に合いました。時間が押していたようで、ロビーでしばし待機。そののち入れ替えでごったがえすなか着席。演奏2団体前に声がかかり通路から楽屋口を通ってリハーサル室で5分間だけ声出し。舞台袖へ移動して本番という流れです。

第一生命ホールは、別の合唱団でここのところ毎度単独演奏会を開いておりますので、客席やロビーより、楽屋口から内側に入ったとたんホームに帰って来た感がありまして勝手知ったる内側、緊張感を和らげてくれます。
おまけにリハ室の入口に陣取る知り合い、舞台下手で出待ちで会う知り合いの連盟事務員と声かけあったり。場慣れして偉そうに振舞う人みたいに見えないか心配しました。誘導してくれた若者はやりにくかったかな。
本番後はまた客席に戻って他団の演奏を聞き、交代で書いて提出。ブロック終了でロビーにでて解散となりました。

飲みに行く人、次のブロックに師匠が指導するもう一つの合唱団が出演するので聞く人といましたが、私はうかつに残っていると帰宅時間が20時過ぎてしまい子供たちの夕食に支障が出ますので帰宅の途に。
まだ日差しは高く、帰りも駅からの20分はきつかった。

今回の合唱祭で感じたこと。うちらも出演9人でしたが人数の少ない合唱団が多かった。そのかわりニッチを攻めている特殊なレパートリーを売りにしている合唱団も多く、技術的な巧拙はあれど、聴いてて面白く楽しかったですね。

同じブロックでは、合唱界で有名な女子高のOG合唱団、児童合唱団、児童合唱団の卒団生の合唱団、ボサノヴァっぽい歌を歌う団、大学時代の仲間と立ち上げた団、東方正教会の聖歌をレパートリーとする団、なつかしのクラス合唱曲を歌う団と、なりたちも方向性も色々。他ブロックでは、バーバーショップスタイル*1バルトークの曲ばかり歌うところ、アニソン合唱団、「ラブライブ!」の合唱アレンジを歌う団、中学校合唱曲を歌う団、ジャズポップスのアカペラ曲を歌う団、平均年齢75歳の合唱団、スイスのヨーデル発声で歌う団、娘の高校コーラス部の母親たちで作った合唱団、上海に勤務経験のある人たちの集まり、ライブハウス発ポップス専門合唱団、音大の声楽専修生で作った合唱団、着物で歌う合唱団、ポーランドの歌を歌う団、アニメゲーム音楽をプロの編曲で歌う団と、合唱団の成り立ちやコンセプトも本当にさまざまです。
クラッシックでもオーケストラなどは聞く専門のマニアが多数って感じですが、合唱だと自分が歌いたいという人が圧倒的多数ですね。自分たちの演奏会ではいつもの知り合いいつものメンバーで聞いたり歌ったりするだけなので、こういう機会に他団の演奏を聞いて刺激を受けるというのもいいものです。

全267団体のプログラム上の出演人数別団体数を集計してみました。実際にはコロナ陽性などでこれより少なくなる場合が若干あるでしょう。例えば4人出演とプログラムに記載した団体は3団体、27人と記載した団体が2団体ある、ということです。
平均出演人数は17.4人、中央値は15人です。

出演人数 団体数 出演人数 団体数
4 3 26 0
5 3 27 2
6 3 28 1
7 9 29 2
8 16 30 2
9 10 31 1
10 13 32 3
11 16 33 0
12 21 34 5
13 13 35 3
14 15 36 5
15 21 37 3
16 12 38 2
17 4 39 0
18 11 40 2
19 11 41 2
20 13 42 0
21 10 43 0
22 7 44 1
23 8 50 2
24 6 61 1
25 5

*1:アメリカ発祥の男声4部合唱がはじまり。雰囲気を言葉で伝えにくいのでYoutubeで検索してください。