かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

楽天ポイント改悪?それでもSBI証券にしない訳

楽天のSPU(スーパーポイントアッププログラム)改変でかまびすしいですね。
【楽天市場】SPUの特典内容変更について|SPU(スーパーポイントアッププログラム)
私に影響がありそうなのは、楽天証券 投信積立による獲得上限ポイントが5000⇒2000になるってことらしいけど、これはSPU+0.5倍の楽天市場での購入時に貰えるポイントアップ分の月額上限ということですね。通常ポイント獲得とは関係がないわけです。先ほどのページだと何のことかさっぱりわかりません。
私は無条件に年会費無料のクレジットカードしか持たない主義です。
「年会費は〇〇円だけど、その分余計にポイントが××貰えるから差引△△円お得だ」みたいなお話を伺いますが、ポイント制度がいきなり変わって××がなくなったら素早く動かないと年会費がかかってきてとても面倒です。

楽天プレミアムカードは不利益変更だと楽天側も自覚しているようで、現に2023.11.1までに入会した人は、解約により年会費の返金を行うようです。
年会費有料カードの一部サービス変更のご案内​|楽天カード

先日なぜSBI証券に2024年NISA口座を移さないかざっと記事にしました。
楽天証券からSBI証券にNISA口座を移すことを断念した理由 - かけこみリタイヤ―のダイヤリー

今回の改変でもネットでは「楽天つぶれる」とばかりの勢いで煽っている人もいるようですが冷静になりましょう。

三井住友銀行SBI証券、両方とも新規口座開設する方ならスタートアップポイントがお得だからいいんじゃないの、と思います。
注意したいのは、三井住友のクレジットカードでSBI証券に投信積立すると“Vポイントが最大5%貰える”って煽っているけど、これプラチナプリファードカードだけなんですよ。

三井住友カード 0.5%還元
三井住友カード ゴールド 1%還元
三井住友カード プラチナプリファード 5%還元

カード年会費|クレジットカードの三井住友VISAカード
年会費無料となる条件もありますが、それがなければゴールド(NL)で最低5,500円、ゴールドは最低11,000円、プラチナプリファードは33,000円です。
年会費無料の三井住友カードだと0.5%だから年会費無料の楽天カードとまったく同じ。

投信積立残高によるポイントは、楽天証券では初めて〇〇円に達した時の一回こっきり。毎月付与される制度はSBI証券にしかありません。
私が積み立てる予定のeMAISSlim全世界株式(オール・カントリー)ですと信託報酬率が低いので月額5万円上限*1でクレジットカードで積み立てても
月間平均保有金額に対し一律0.0175%ですから
https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/home/pop6040_fundmileage.html
50,000×0.000175÷365日×31日=0.74
https://www.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETmgR001Control?OutSide=on&getFlg=on&burl=search_home&cat1=home&cat2=service&dir=service&file=home_point_01.html#sum_t_poss
付与率の異なるごとに合計して計算し、円未満端数切捨てされます。
50,000円だけだと円未満切捨てで0円になってしまいます。月平均保有金額500,000円あれば毎月7円分、年間84円分です。年換算0.0168%。
残高の積み上がりで端数は変わってきますが、これを多いとみるか少ないとみるかですね。
0.0175%というのはオール・カントリーの信託報酬率0.05775%~0.05753%(純資産総額の区分により差がある)のうち販売会社取り分が計算根拠のようです。
0.0175%÷0.05775%=0.30。
信託報酬の30%を占めますが月平均保有金額で計算すると
0.0168%÷005775%=0.29。端数切捨てで29%程度。500,000円の純資産総額持分に対する信託報酬年額は
500,000円×0.05775%=288円75銭。そのうちおよそ29%である84円がポイントで支給されるということです。

ポイント制度は見たように営業戦略によりしょっちゅう変わりますから、将来なくなることもあり得るし、増強になることもあり得ます。
私は、一要素として頭の片隅に置く程度ですませております。
今回ポイントとクレジットカードについて書いていて思ったのは、正確に記述しようとすればするほど文章にまとまりがなくなっていく、ということ。しくみが複雑で例外が多いということですね。
調べて一番安く済む道はどれか、なんて調べて楽しい人はいいのですが、私はすんなり分かる程度、ほどほどの利用形態で十分です。無料になるためにお金を使ったり、キャンペーンを利用するために無料の期限を気にしたりと、余計なことに余り頭を使いたくありません。
しくみの分からない金融商品に手を出さない、というのと同じことかな、と思いました。

クレジットカード積立の比較記事 参考にどうぞ↓
https://news.yahoo.co.jp/articles/602d2ecfc79395707e91134a7932f0d645c38ac2

*1:大和コネクト証券はセゾンカードとUCカードで月額10万円上限と発表していますが、SBIは2023.11.5現在ありません。