次のグラフは、アルコールを一滴でも飲んだ日を1日と数えて、年ごとに集計したものです。2012年に年間22日までに圧縮した後、2015年79日まで増加しましたが、意を決した2016年1月1日以後、一滴も飲んでいません。2016年中に一度だけ、友人の結婚式でシャンペンクープに唇を付けましたが飲んでいません。唇も舐めていません。乾くのを待っていました。それ以後2021年の現在に至るまでアルコールは一滴も飲んでいません。厳密にいうと料理に入れた日本酒成分、ミートソースにどぼどぼ入れる葡萄酒、お菓子の香り付けで使われたお酒は、多分アルコール分飛んでいるから摂取していないはず。
次の表は、年別の飲酒日数に飲んだアルコール飲料の種類別年間合計量(ミリリットル)です。otherは酎ハイや日本酒です。2009年からワインが激減して、2014年から日本酒が爆増しています。この2年間だけ日本酒マイブームでした。
西暦 | 日数計 | wine(ml) | beer(ml) | other(ml) |
1996 | 282 | N/A | N/A | N/A |
1997 | 298 | 47497 | 81103 | 10065 |
1998 | 199 | N/A | N/A | N/A |
1999 | 156 | N/A | N/A | N/A |
2000 | 107 | N/A | N/A | N/A |
2001 | 159 | 35325 | 15160 | 2130 |
2002 | 147 | 19535 | 28940 | 3675 |
2003 | 132 | 15530 | 28395 | 2400 |
2004 | 111 | 11230 | 24258 | 2460 |
2005 | 121 | 13940 | 23603 | 1710 |
2006 | 134 | 11780 | 35854 | 550 |
2007 | 119 | 9385 | 32310 | 850 |
2008 | 112 | 9550 | 26417 | 1000 |
2009 | 35 | 2575 | 10140 | 109 |
2010 | 37 | 1870 | 9870 | 1570 |
2011 | 29 | 1310 | 7610 | 550 |
2012 | 22 | 1925 | 5890 | 400 |
2013 | 37 | 4325 | 8230 | 400 |
2014 | 64 | 4770 | 3730 | 6750 |
2015 | 79 | 5025 | 5300 | 7275 |
アルコールをすっぱり止めたのは、アルコール依存症のせいとかではありません。
この頃は、兼業主ふ業と中間管理職で毎日忙しく、精神的に追い詰められていた話は以前書きました。毎日小走りで帰って来て、子供たちに夕食を作ってお風呂のお湯を入れて夕食の片づけをして翌日分の弁当のご飯仕込んでおかず確認して午後12時ごろネットでストレスを癒した後、ふとんに横になると秒で気絶、という毎日でした。
つまり、晩酌なんかやっていたら、もうだるくなって片づけなんかできないわけです。かといって翌朝に持ち越したら弁当作る時間もなくなる。アルコール摂取すると寝つきはいいのですが、眠りが浅くなって、翌朝睡眠不足感でつらい。
それでストレス解消アルコール摂取の線は、疲労回復の重みでどーんと天秤からふっとばされてどっかへ行ってしまったというわけです。
それまではワイン、その後日本酒と結構買いあさって楽しんでいましたが、その後楽しさよりも疲労回復を取るようになりました。それくらい切実でした。
やめてみたら体はすごく楽になったのですが、家事と仕事で相変らず時間はなく、ストレスはたまっていましたが、お酒で癒せる程度とは思えず、そうすると家事が滞り仕事行く前に疲労がたまることがいやで敬遠しているうちに、困らなくなっていました。
勤めを辞めるなんて思ってもみませんでしたが、無意識に貯蓄はやっておこうと生活費以外はすべて貯金、ボーナスも、欲しいものもないし、冬のコートもだましだまし着ていたので新調することもなく、ほぼ全部貯金。遠出の旅行は、上の子は環境が変わるところは緊張する、下の子は乗り物酔いが酷い、配偶者は別に旅行が好きでもない、という幸いな理由により、休暇で旅行に散財するということもありませんでした。それでも合唱団の活動で地方へ泊りがけで出かける時は、配偶者と交代で参加していましたから、子供たちはともかく大人は年に1,2回は出かけてはいました。
その後、中間管理職4年目で糸が切れてしまい、財産調査して、余裕でいけることがわかって辞めたことは、
退職への道4 - かけこみリタイヤ―のダイヤリーに書いたとおりです。
さて、なぜアルコール摂取をきっぱり止められたのか。
私の場合、一番危ないのは夏でした。お風呂からあがると絶対ビール飲みたくなるじゃないですか。でもそこで飲んだら絶対後の家事が滞るという予想が立つので、それが最大の歯止めです。そして、麦茶は嫌いなので、水出し番茶を用意して、風呂上りの山場を乗り切ると、実はアルコールと違って夜もすっきりぐっすり寝られる。夏場のビールは汗をかくので、寝た直後は良いのですが、その後体の芯から熱くなってきて眠りが浅いときに目覚めてしまうと却って熱く感じてたまりません。
それから、変な話ですが、本を読むのが好きで、勝間さんのyoutubeも見るのが好きで、知的好奇心が満たされる、本を読んでいる間、現実を忘れられる、その没入感も助けてくれたと思います。それから音楽。今までブログで全然音楽の話をしてきていませんが、ともかく活動が忙しい。譜読みや暗譜しなければならない楽譜がいつでも山のようにある。隙間時間を無理やり作って楽譜を読む。オーディションや演奏会の日時が刻々迫ってくると絶対さぼれないモードになるのは、今から考えるとありがたいことでした。
こうした別の忙しさや楽しみを使って、アルコールを遠ざけることができたのだと思います。
今は、料理用の日本酒しか家にないし、そもそも飲みたいとも思いません。特に家計に負荷がかからないのも気に入っています。