かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

図書館で借りた本を汚損してしまった

2022.2.7月曜日のことです。
朝食後、魔法瓶コップにコーヒーをドリップして、飲みながら、本を読んでいたんですよ。それまで珈琲は磁器のコーヒー茶碗に淹れていたのですが、この冬一番の寒さを受けて、冷めにくい秘密兵器を取り出した。
そうしたら、カップの外側に珈琲が垂れていたらしく、左手についていた。
ミルクも砂糖も入れないので、べたつかないし、色も薄いので気づかず、本を左手で持ち直したら、あれ、本の小口にうっすら珈琲がついてしまった。
あわてて台所へいき、小口をしっかりつかんで絞ってあった台拭きを軽く押し当てて、軽く拭ってみた。そうしたら、開いたページの小口の真ん中ら辺が2mm*5mm位ふやけて破れ取れてしまった。
事態悪化。

飲み物と本の関係には十分注意を払っていたつもりでした。
現役時代、端末の傍で飲み物を飲むな、こぼしたら端末を弁償してもらいます。
という脅しをさんざん受けていたので、会社ではマイステンレスボトルに入れた番茶を飲むとき、椅子を90度回して、机に向かわずにボトルのキャップを開けて飲んでいました。

リタイア後もこの習慣は生きていて、飲み物を置いた机の上に本を置くことはありません。
本を仮置きしたいときは、テーブルの端に10cmほど積みあがった書類の上に置く。肘や指をひっかけて、あっと思う間もなく机の上を液体が飛び出していっても大丈夫なように。またはノートパソコンの左側、スクリーンを開けた隣に飲み物を置きます。
朝のコーヒーは磁器の茶碗にしていたのを、この日に限って少し細くて背の高いサーモスカップに変えたのが仇になりました。

月曜日は図書館がお休み。
乾いたところで、本を閉じてみると、小口の真ん中がわずかに丸い人差指大の薄いしみ。ページの破けはほつれただけのようにもみえる。
じゃあ、時間外返却ポストに黙って入れておくか。
という悪魔のささやきも聞こえましたが、
Honesty is the best policy.
を人生のキャッチフレーズ*1に掲げていたことを思い出し、翌日に図書館に持って行って謝ることにしました。

本の定価は1,100円+税 なのでこれを弁償することも念頭に置いて。だけどまあほとんど目立たないし多分許してくれるだろう。
なんて説明しようかな。「不注意でコーヒーをこぼして」だとページが染まったみたいで大げさだし「破れた」というのもビリビリみたいに思われると実情に合わない。「不注意で汚して」汚しただけじゃないよ、2mm*5mm位小口真ん中1ページふやけてとれちゃったんだから。「不注意で汚損してしまいました」これでいこう。
他の返却図書も返すついでに、窓口の方に説明したところ、ぱらぱらと状態を見て「今回はこれで結構です。以後気を付けてください。」とお言葉をいただいて、胸のつかえがとれました。

さて、そこで現役時代に培った質問力が好奇心と共に発動。
「ところで、ちょっと教えてください。買い替えが必要だと判断された場合、お金を振り込んだりするんでしょうか。」

警察官から職務質問されると、答えた後で、パトロールの頻度とか範囲、この時期はどんな犯罪を目星に職務質問するのかとか、どんな人に声をかけますかね、などと根掘り葉掘り聞いてしまう。

答えは、原則、同じ本を買って持ってきてもらいますとのこと。ただし古い本で売っていない場合は、同じような金額の本を買っていただくとのことで、その場合は再度ご相談、だそうでした。
さわやかな気持ちで図書館を出て、飲み物には一層気をつけようと思いました。
しかしこの気持ちいつまで持つかしら。指を切ってしまうような怪我もそうですけど、あっっと思った時にはやっちゃっているんですよね。
飲み物と本の分離は習慣づけが出来ていたけれど、カップの外側にこぼれてついていたのは盲点だったな。カップをどけて見たら、たしかに茶色いわっかがテーブルについていましたから。そこは気をつけよう。

*1:ちなみに人生のキャッチフレーズ60代、としてもう一つ、「文理両道、博物学者になろう」というのもあります。