楽天証券が指定する買付手数料無料ETFであるVTIを1株指値で注文してみましょう。
特定口座、円貨決済のマネーブリッジ*1を使います。*2
決済通貨日本円、かつ、買い指値注文の場合、
(指値価格×株数+手数料)×参考為替レート×為替掛目(1.05)となります。
買付手数料無料ETFであっても注文時点では手数料を含んだ資金を拘束されます。この部分は国内約定日の翌日に拘束解除され、戻されることになります。
手数料は、米国株式の場合、約定代金の0.495%(税込)、上限22米ドル(税込)です。無料ETFの場合仮拘束なので最低手数料0米ドルになりません。
手数料(税抜)は、217.30ドル×1株×0.0045=0.97785 (セント未満切捨)
手数料に係る消費税は、0.97ドル×0.10=0.097(セント未満切捨)
手数料(税込)は、0.97ドル+0.09ドル=1.06ドル
(指値価格×株数+手数料)×参考為替レート×為替掛目(1.05)
(217.30ドル×1株+1.06ドル)×109.60=23,932.256(円未満切捨)
23,932円×1.05=25,128.6(円未満切捨)
要素別に米ドルはセント未満切捨、日本円は1円未満切捨としましたが、これは私の推定ですのであらかじめお断りしておきます。
スプレッドが±25銭だという割には、売り参考為替レートと買い参考為替レートの差が51銭というのはなぜだかわかりません。履歴を見ると値差が52銭の所もありました。
期間指定で買い注文を出している場合、一日ごとに為替レートが見直されますので、予想受渡代金が約定まで日をまたいだ場合変動します。マネーブリッジで楽天銀行口座から楽天証券口座へ円が追加で移動する場合があります。預金残高を少な目にしていると、場合によっては注文が失効してしまうので注意しましょう。
↓成り行き注文の場合は、更に直近終値×1.03が必要だそうです。
約定すると、通常米国営業日の翌日となる国内約定日の午前10時の為替レートTTSが適用になり、買付日本円貨額が確定します。
TTSとは、楽天証券が、外貨米ドルを売る(selling)レートです。*3
ここまでおつきあいありがとうございました。
[出典:楽天証券ホームページ]